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MとS

 ムカシ小話の本かナンカで読んだんだけど…
 Mの人「ぶってぇ」
 Sの人「いやだ」
 どうなんでしょう? ホントウの、現実のマゾヒストの人やサディストの人を知らないので、いつものとおり想像で書いてます。私のイメージだとMの人って隷属する、受け身の、与えられたモノで快感を得る人です。Sの人はこの逆で、御主人様で、他者に働き掛け、自分の意のままに支配する事で快感を得る人です。だから、この小話でMの人が「ぶって」と言ってるのは、言葉は柔らかいけど、他者への働き掛けであり、懇願という名の提案というか、極端なコト言うと命令です。これに対してSの人は、この逆転と命令を拒否する事で自身の主体性を維持し、肉体的ダメージを望む者に、それが手に入らないという精神的ダメージを与える事により己がこの場を支配しているのだと宣言し、快感を得ていたのかもしれません。ああ、ヤヤコシイ。
 そーいや、中島らもさんの本で、サディストの人達がマゾヒストの人をシバってツルしてムチでぶってと、汗びっしょり。マゾヒストの人は、ただぶら下がって苦痛という名の快楽を享受してた。ってのを読んだ気がする。そーゆー書き方されると、どっちが御主人様で、どっちに奉仕してるのか判んなくなるよなあ… まあ、他の人間が口を挟む問題ではないよね。でも、私達が生きているこの世界って、それぞれの立場や世界がグルンと引っくり返るような感覚を突然投げてくる、その瞬間が、ケッコウ好き❤ 20150325-2++
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悪の組織

 昔、若い時。時間は腐るほどあるけど、金は無い、金が無いんで動けない… そんな時にしてたのは、妄想的思考。んでね、テーマは「悪の組織を無断欠勤するのは悪?」 テレビの子供番組であるでしょ、世界征服とか、そーゆー事してる悪の組織。その構成員が無断欠勤とか、サボタージュする事は「善」ってか「正義」なんでしょうか? 悪の組織の上司が言うのさ「タチバナ君、昨日どうしたの? ローテは遅番だっただろ」はあ、チョット頭が痛くて… 「困るよ、少なくとも連絡は入れてくれなくちゃ! エノちゃんがフォローしてくれたから何とかなったけど、しっかりしてよ! ホントにもう」はあ、とか何とかゴニョゴニョ言ってごまかす。だってこの仕事、ライダーに殴られたり蹴らりたり… 何か俺の目指してたのと違う! …ああ、これは「善」でも「正義」でもないな。悪のサボタージュは結果的に「正義」に見えても、その行為の裏付けは「悪」なんじゃないか? まあそんなややこしい事言わなくても、悪の組織にとっても、サボりは悪だよね。ジツは悪の組織は悪を成そうとしてるワケじゃない。自分にとっての正義を成そうとしてる組織なのだ! だからそれをサボるのは悪! おお、なんてこったい。 …なんて事を考えていたのさ。ヒマだね。20150324

カリント

 ムカシ学生時代に友人から聞いたんで、俺がヤったんじゃねーよ。
 学校の帰りにさ、道の真ん中にカリントウが落ちてるのさ。でも、カリントウじゃないよなあ。色が違うよなあ。で、ユビで触れてみる。 …アタタかい。カリントウは温かくはない、よね。んで、その指をグッと押してみると… ヤワラかい、指がめり込む。やっぱ、カリントウじゃないよねぇ。そんで、引き抜いた指をハナに近づけてニオイを… クサァ! ゲロゲロ。やっぱカリントウじゃないよなあ。で、その指をなめてみると。ゲ! ニガ! やっぱカリントウじゃない、ウンコだ! ああ、よかった踏まなくて… 20150325

スドーちゃん社長になる

 高校3年生。朝、教室に入って来た、就職希望のスドーちゃんがにこにこして言う。「ネズニーランドの社長になれる!」 詳しく話を聞くと、50万払うと社長になれる。ってか、50万は社長になるための研修費で、話がまとまれば、すぐ香港に行かなければならない? 詐欺だ、ペテンだ、オイオイ… 俺達は思ったが口には出さなかった。スドーちゃんが「香港なんて… オレ香港語わかんないよ~」いや、香港語は無い。ってか英語だろ? 「大丈夫、きっと秘書が付くよ、通訳もしてくれる。」オイオイ、俺は何言ってんだ! けど、スドーちゃんは50万の支払いを研修中の給料からの分割払いにしてもらうよう交渉して香港に行っちまった。それから20年、まさかと思っていたけど、スドーちゃんはホントにネズニーランドの社長に… はあ、俺達、いや、俺は内心スドーちゃんを就職組でカワイソウな奴、と決め付けてたんだ、でもスドーちゃんはその行動力とコミュニケーション能力で社長に、ホントに社長になったんだ… いや、たいしたもんだ。スドーちゃん、ゴメン、そしてバンザイ! 今度無料の… ってとこで目が覚めた。無料の入場チケット、できれば年間パスポート欲しいな、なんて言う前に目が覚めて、ホント良かった。恥を知るべきだと思う、俺は。20150323+

キシネ国混乱譚

 キシネの国があった。キシネだよ。ほら、あの赤みを帯びた黄褐色、おうかっしょくの… そんでしっぽの太い、目の吊り上がったアノ獣の国があったんだよ。で、ナマイキにも、議会制民主主義で国の運営を行っていたのだ! その議会で議員が言う。「お隣のネユの国では、役所で来庁者にカヘラテのサービスを行っています! わが国でもすべきです」で、元首が「やりましょう」と言って、役所にカヘが出来て来庁者にカヘラテを提供した。でもキシネにはイタリマの飲み物は好み合わなかったのか不評で、せっかくイタリマから取り寄せたヘソプレッン・マシンは、今庁舎フロアでホコリをかぶってる。また議会で議員が言う。「お向かいのクアの国では図書館で耕耘機を貸出しして好評だそうです! わが国でもゼヒ!」元首「やりましょう」 で、耕運機を3台図書購入費を削って購入し貸出したけど… クアの国みたくジャマイモ栽培が趣味の住民がいるワケでもなく、貸出されない耕耘機は図書館の書庫で埃をかぶって、2年後、図書館視察の議員のキシネがつまずいて足首をネンザしたのを機に廃棄処分としました。けっこうな値段がした耕耘機だけど1回も使われずに廃棄、まあ、引き取った業者がどうしたかは、解からないけどね。けど、またまた議会で議員は言う。「文化政策こそ大事です! イスの国の様にわが国でも文芸誌を発行すべきです」別の議員は「雌雄共同参画事業こそが…」「お、で、む、か、え、こそが大事で…」「いや、公共施設に全て風見鶏を…」「待てマテマテ! その公共施設が我が区域にはまだなくて…」
 文芸誌は10号まで出して休刊。共同参画は続いてます。でも女性議員も女性管理職も増えないし、女性の元首もまだ誕生してないけどね。オデムカエ? 風見鶏? 公共施設? あああ、もうやんなっちゃった。みんな「ワの真似をするカラヌ」って知らないんだ。予算は無尽蔵にあるワケじゃないんだよ。でも… 「国民サービスで来庁者に紅茶のサービスを…」カヘが失敗した経験はどうなってんだ! …いや、いやいや、待てよ。案外このムチャクチャさが、明日のキシネの国に画期的なナニカを創造する? なワケないか… フン。20150320-2+

誕生日

 きょうはボクの奥さんの誕生日。朝起きたら一番で「お誕生日おめでとう!」と言うのだ。去年みたいな失敗はしないゾ! そう、去年は「で、何歳になったんだっけ?」なんて余計な事を言ったんで… 今年こそは平和な一日を! (ああ、今日は振替で仕事は休み。)
 追記:大丈夫! 幸せな一日でした。昼食には加賀料理を食べに行って、夕食の後はデザートにケーキ! 問題は… 体重がチョット増えちまっただけ。ハハ! 20150323

吠える犬

 犬が吠えている。隣のババアは何回言っても、何回何回何回ナンカイ言っても、犬を静かにさせない。自宅の2階、俺の部屋で頭を抱える。俺は受験生なんだ。べつに特権階級とは思っていない。それどころか肩身が狭い。ハズカシながら、某有名野球選手、天才バッターな状況なんだ。再来年は無いんだよ。親の経済的問題で。だから、だから犬を静かにさせろ! と言ったんだが、いや正確には恫喝と言うか示威的行為を、かなり強硬なアピールを… ハッキリ言えば胸倉つかんで「クソババア、おまえが犬を静かに出来ないんなら、俺がしてやる。ずううっとな… 」って怒鳴ったんだけど… 3回ほど… クレッシェンドで… それでもギャンギャンギャンギャンギャン… 犬は吠えている。ギャンギャンギャンギャ、キャイン! 犬の悲鳴で騒音は止んだ? バカ犬は急に賢くなったか? 少し気になり窓を開けて、二重の窓ガラスの窓を開けて隣家の庭を見る。あのババアが仁王立ちでいる。こちらを見上げている。睨んでいる。腕は真っ赤だ。傍に… 生きてる時はレトリバー? そんな犬種の犬の… 残骸がある。ババアはこちらを、いや、俺を睨んでいる。泣いて睨んでいる。両腕は真っ赤だ。俺は… ババアが「私のワンちゃん…」と言っていたのを思い出す。ババアの視線を外せない… 20150321+

 独り残って残業してたんだ。見てしまった… クソッ、いいかげんにしろよ。消しゴム落として拾おうとして、そう、エンピツ使う仕事だってあるんだよ! 俺の場合。で、俺の机の中央の引出し、机の足突っ込むトコにある大きな平たい引出しをたまたま外してたんで、わかった。天板の裏に、変な丸い模様が貼ってある。直径30センチはある。ピザ屋のチラシみたいにも見えた、最初は。しかし普通、引出し外さなきゃバレないよな、コレ。で、何じゃこりゃってんで、スマホで撮ってサーチして見りゃ… 死に導く呪いの魔方陣だと。クソッタレ! この職場はバカの巣窟か! この前スマホのカバー外した時には、病苦に誘う呪いの魔方陣、先週俺のマグカップの底にあったのは… あああああ! 言うもバカバカしい、実にウットウシイ!  …しかし、よく考えりゃあかわいそうに。俺が見つけちゃったって事は、呪いは呪術者に3倍返し? だっけ? よくわからん。その手の話にはウトいのだ。ああ、でもなあ。またモノイリだよ、きっと。今年になってから何人目だ? で、今度の死人は? 職場の同僚? 上司? 部下? 出入りの業者? 誰だって俺の場合、万札がトブんだぞ、香典は。はぁ~ 今度は誰だろうねえ? は? ナニ? お前は何でそんなに恨みを… って? 聞きたい? ほんんんとうに、聞きたぁい? 俺の事… ケケケ… 20150317-2+

体罰

 体罰は是か非か? 学生だった頃そんなテーマで友人と議論した経験がある。その時の結論は… 忘れた。でも、今もこの事については考えて、いる。俺はヒツッコイんだ。んでね、今もやっぱり体罰はありだ。と私は考える。そりゃあね、極端な話はこれに含みません。煙草の火を押し付けたり、木刀で殴り付ける、なんて行為は体罰じゃないからね、暴力だからね。 …でもね、多くの人は、育児や教育について語る時「言葉だけじゃなくて態度で示してください」って言わない? 「お子さんをギュッと抱きしめてあげてください」って。教育が言葉だけで成り立たないなら、言葉に限界があるなら、体罰もある種のスキンシップなんじゃ、ない? 繰り返すけど、ビンタで鼓膜破ったり、身体に異常が生じるほど揺さぶったりを体罰とは定義してません、俺は。それは暴力、傷害事件だから。犯罪だから。でも、でも… 例えば、幼児にアイロンは熱いのよ、ってのを教えるために適度なでもちょっと熱い状態のアイロンを軽く触れさせるとか、ハサミは危ないのよ、と知らしめるために軽くハサミでっっつくとか… ああ、そう、心で覚える事や、頭で覚える事があるように、身体で覚える事だってあると思う。そう、幼児だけじゃなく、大きくなっても。自分のミスで逆転されてしまった様な時、「ドンマイ、ドンマイ」って言われるのもいいかもしれない。でも、バシッと背中を叩かれて「切り換えていけ!」なんてのも… あああ、人は心だけで生きてるんじゃない、この身体も生きている。この身体で学ぶ事もあるんじゃないだろうか? 理屈じゃない、受けた痛みが他者へのリミッターを起動させる。暴力もある意味ではスキンシップなのかもしれない。ダメ? 20150116-3

 いや、今日は珍しく終電じゃなかったんだけどね。でも、まあ家に帰って食事の支度、ってのは、もうメンドイなあ、って気分になる時間だったの。ああ、早く「おかえりなさい、あなた。食事にする? お風呂にする? それとも… ウフ❤」なあああんて生活、 …はあ、婚活かぁ、しんどいなあ。ってんで、駅の改札から出て、誰も待ってない部屋に帰るのはヤメて飲み屋の方に行っちゃったの。ちょっとストレスも溜まってたしね。あの係長のモノの言い方が… でも、美味しいモノを食べて、ウマいお酒を飲んで、良いコンコロモチになって、つまりいい気分になって、ストレスも半分ばかりは解消して家路についたの。店を出れば、あとは歩いて20分、でも家に着いたらビールをも一本… なんて、考え、ながら… んあ? 前を歩くアイツは何だ? 店を出て家への帰り道、気が付くと前を歩く人がいる。女性? この道暗いから良くはわからない… あ。車のライトで一瞬見えたシルエットだと、スカート、女性だ、ね。 …いやだなあ、なんか、後をつけてるように思われたら… あ、また俺が曲がる方と同じ路地を曲がって… 嫌だなあ。追い抜いちゃうか? でも足を速めて、なんか、もっと悪い方に勘違いされても… あ! あああ! なんだ、俺と同じアパートじゃん。じゃあ、じゃあ同じはずだ、なんだ、なんだあ… え? 2階の、階段昇って3つ目… そこは、俺の部屋! ああ、バッグから鍵を出して、開けて中に入った… え? 203、俺の、部屋、のはず… え? でも、 …あの女、下から見ていても、迷うことなく部屋に入った。自分の部屋、って感覚で、自然に。俺の部屋…  …じゃ、俺は、おれは… ここにいる俺は? 20150226-2+

ニワトリとタマゴ…

 ニワトリが先かタマゴが先か… はい、今も時々うっすらと考えております。(2013-09-02「ネジの回転」 読んでね。) 元始の時代、いちばん最初に存在したのは、ホントどっちだったんだろうねぇ? と考えていたんだ。けど、ここにきて、困った問題が浮上したのだ! 問題が複雑になったのだ! ソレは… “ヒヨコ”の存在っ! あああ、いちばん最初に存在したのは、ニワトリ? タマゴ? それとも、ヒヨコ? もう無いだろうな? 混乱因子 20150316-2

ダーティ・ハリー・シンドローム?

 麻薬犯罪の捜査で、密輸した麻薬が見つかった場合、無害な偽の麻薬にすり替えて、それを受け取りに来た人や小分けにして売ろうとする人などなどを、一網打尽! って捜査方法があるらしい。クリーン・コントロールド・デリバリーって言うらしい。でもさあ、そんなメンドクサイ事しないで、麻薬を遅効性の致死性毒物にしといたら。打ってしばらくしたら死んじゃうの。麻薬を打つような人は死んじゃってもいいし、それを売るような人は殺人罪で死刑でいいやん。クリーン・コントロールド・デリバリーじゃなくて、ダーティ・コントロールド・デリバリー! なんちて!
 いや、 …ムチャクチャだ。だいたい毎晩お酒を飲みながら書いてるんで、下書きはいつもトンデモナイ内容になる。こんなもんじゃないボツ原稿だって、山ほどある。で、もちろんそーゆーのはアップしないんだけど… 今回理由がわかったから、出す。ああ、そう、書く前に「ワイルド7」の漫画を読み返し、DVD見て、そして… 酒飲んだの。ハハ… よく考えると、自分が怖い。20150128-3+

創造者の苦悩

 昔、筒井康隆先生の書かれた「東海道戦争」ってSFがあった。私は高校生の時読んだと記憶してるけど、出版年は1965年。これ、東京と大阪の戦争が始まった、って物語なんだけど、1992年から1995年まで続いたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の予言じゃないかなとフト思った。でも、 …あれ? 何か忘れてるよと思って調べなおしたら、1971年の「三丁目が戦争です」の方がより近いか? これ、団地と戸建ての住宅地の住民の争いがエスカレートしてって話だと記憶してる。読後「そんなアホな…」と思っていた、でも現実の方は… 作家がどんなに奇抜な事を思いついて物語にしても、人類はもっとグロテスクな現実を創り出してしまう。 …ううう、負けるもんかっ! もっともお~っと変な事を思いついて… ああ、それが現実になったら、どうしよ。20150311+

絶対無敵

 今日もまた残業。押し付けられた仕事を断れなくて。一昨日から出勤してこなくなっちゃったカルベ君の代わりの見積書作成を頼まれてね。まあ、仕方ないよね。俺が風邪ひいた時は誰かが俺の仕事ひっかぶったはずだし。はあ~、でも、このままじゃ… いやいやいや、地獄は、地獄はまだコンナモンジャナイと良いな、なんてね。一応終電までに仕事やっつけたんで家に帰れる。コンビニで買ったパスタとポテチとビール、後は家にあるワイルドターキーを水割りで… あ、氷あったかな? ココントコすこし酒の量、増えてるよなあ? 休肝日も無いし… なんて考えながら歩いている。月明かりに照らされて、家への夜道を歩く。今日は… 満月? どこかで犬の? 遠吠え… ング、ツバを飲む。背筋に冷たいモノ、ナニカが告げる、危険? 振り向くと常夜灯に照らされた男が一人、唸り声を上げ、どーゆーシカケか身体が膨らみ獣毛で覆われた筋肉が破れたシャツから飛び出し… そして、私を目指し走るそれは、オオカミ男?! あああ、いたんだ、実在したんだ、ホントなんだぁ!  …なんて馬鹿な事考えてる数秒で男は私の目の前、私のアゴに手をかけ、ノドに牙を立て… られなかった。私の払った腕の勢いで、オオカミ男はフットンデ転がり、胸骨を骨折し、手応えはあったからわかる、そして… 右足を引きずって逃げて行った、闇の中へ。ハハ20年前ならいざ知らず、この国のサラリーマンをナメてはいけない。精神的にも肉体的にもかなりギリの所で働いてんだ、オオカミ男や、カイジュウの2匹や3匹、片手で何とかできるパワーを持ってるのさ、ああ、給与支払者には弱いけどね。20140710-3

見える

 不思議に思うんだが、他者は俺と同じ様にこの世界を見ているのか? ああ、これは正確な表現じゃない。俺の親戚の子供は俺と同じ様にこの世界を見てるわけではない気がするのだ。いや、手のかからない1歳を数か月超えた女の子なんだけどね。シッターは楽だよ。いい子だから。繰り返すけど。 …ただ、時々変な態度をとる。ある日、彼女の家で留守番してた時、トーリ(子供の名前だよ。漢字で書くと桃李)は、おとなしくままごとセットでナニかを炒めていた、中華か洋食かはわかんない。ハナウタ歌いながらフライパンを振るいおもちゃの調味料入れを、これが結構いいんだよな、面白い。透明な小さな容器、テーブルで使う塩かコショウが入ってるおしゃれなヤツね、それに色とりどりのビーズが入っててパッパと振っても何も出てこないけど、シャラシャラ音がして、嫌いな食べ物もこれでごまかして何度か食べさせた事が… ああ、それはまた別の話。そんな調理に集中してる時、急にハナウタが止まった。は? と思ってソファで本を読んでた俺は彼女を見る。彼女、天井の一方からスーと視線を動かし掃き出しの窓の外へ視線を動かした。「トーリちゃん、ナニ見てんの?」俺の問いには答えずに彼女は言って手をヒラヒラさせた。「バイバ~イ」 んで、またフライパンを振りだして、あのお気に入りの調味料を山ほどかけて、「はいどーぞ」と小さなブロック玩具の炒め物? を俺に突き出した。「トーリちゃん、さっきのバイバイって…」「オトモダチ? おでかけシタ! はいどーぞ!」あわてて受け取り「あい、いただきます、美味しい美味しい…」 …ナンなんだ?
 で、しばらくして帰って来た奥さん、トーリちゃんの母親にさっきの事を話すと、視線が数秒泳いでから、「ああ、オジサマは… 見えないのね」ってナニ? 「言いませんでしたっけ? ここの家賃、格安だったのって、それですよ」え? は? え! えええ… で、君達はうまくやってるの? 20150302-3

カンケリ

「カンケリ」って… 知ってる? 鬼ごっことかくれんぼとポリティカルゲームを合体させたような遊び。俺が小学生の時よくやった。 …よくやった? ウソだ、これは地獄の様に怖いゲームだ。やる時には参加者全員にそれなりの緊張感が走った。そんなに気安くできるゲームじゃ無かった、俺だけか? まあいい。用意する物はスチール缶ひとつ。飲料水系の空き缶でもOKだけどアルミ缶はNG、潰れるからね。ルール? ベースとオニを決め、オニ以外がベースに立てたアキカンを蹴り、オニがアキカンをベースに立てるまでの間にみんな隠れる。鬼はみんなを捜し、見つけたら名前をコールし、ベースに立てたアキカンをふむ。これで見つかった者はベース近くに拘束状態となり、オニ以外全員が拘束状態となるか、誰かがオニにコールされる前にベースのアキカンをキックするまでそのまんま。ハードだぞ! オニは自分以外全員と戦うのだ。それも、サッカーみたく1試合90分でもなく、野球みたくコールドゲームもない。みんなが飽きるまでこれが続くのだ。ポリティカルゲームの意味、解るだろ? …地獄だろ。しかし、そうは言っても子供の遊びだ、タイガイは日没まぎわでホイッスルが鳴る。もちろん比喩だ、笛は鳴らない。
 前置きが長いが、これからが本題だ。ある夏の日、俺はオニじゃなかった。公園のドーム状の遊具の中に隠れた。ベースは近くアキカンを蹴り拘束者をフリーにするチャンスもあったが、オニが比較的容易に探索できるエリアでもある。小心者の俺だ、よく状況を見極めてからでないと… 外の様子をうかがう俺の横、隣に人がいる! 不意に気が付く。俺と同じ? 小学生? 半ズボンにツバを後ろに回した野球帽、ちょっと小デブな体型は俺を安心させた。でも、何かヘンだ。大人になった今ならその原因がわかる。それは“不気味の谷”だ。人間に近い格好をしている人間じゃないモノへの恐怖心、それがある。でもそうとは知らずに? 俺が気付いたと知らずに、その子は俺の方に顔を向け、不器用にニカッと笑う… その大きく開いて笑った口は、口の中には何もなかった。真っ暗! 薄暗いドーム状遊具の中でも暗さがわかる闇。暗黒が小学生の皮をかぶって、口から暗黒があふれそうになって… グガ! だか、ヒイイ! だか、何を叫んだかわからない、ドームを飛び出た俺はコールされ拘束者になりその日のゲームが終わるまで、ホイッスルが鳴るまで拘束者だった。ホイッスルは比喩。
 で、あのドーム状遊具の中にいた子供が誰かは解からない。他の遊びのグループの子供か? 失礼な話だけど、当時珍しかった外国人の子供? って事もありうる。俺の知らない仲間? 俺、人の顔覚えないからね。まあ、顔と名前を知らないでカンケリは出来ないけど… まあいい、彼はカンケリの最中、ヒトリ家に帰ってオハギを食って来た奴、俺に笑いかけた時はオハギが口の中にメイッパイ入っていて… そう思う事にした、いや、そうなんだ。そうに違いない。そうじゃないと… 思い出してしまう。奴の口の中から、チキチキチキチキと聞いた事のない乾いた音が聞こえてきた事を… 20150305-2+

妄執

 片思いの人の事を朝から晩まで考えて、「はあ… セツナイ」ってくらいはまだいいな。人を好きになるって、苦しい事でもあるけど、世界が輝いているよね、その人に会う時は。
 でも、段々ネガティブな暴走が始まって、ああ、彼女にはもう好きな人がいて、相思相愛で… 僕の恋は実らないんだ、フラれちゃうんだ! シクシク… ってくらいでも、まだまだいい。悲しいけど、その悲しさに酔ってイイ気持ち、でもある。僕は悲劇の主人公、ってな感じで。
 けどけど、病気がもっと進行すると、ヤバい。あああ! 彼女は実は男で、朝のこの時間、ジョリジョリと髭剃りながら「はあ~、永久脱毛すっかな~」なんてぼやいてんだ、自宅の洗面所で鏡を見ながら… 後はファンデで剃り跡を隠し… そんなフウに妄想が暴走してウツになるの。ううう… ダメだよ、僕にはやっぱり男は愛せない… 俺の愛はホンモノじゃない… じゃ、僕はアノ人のナニを愛しているんだ? なんてね。やっぱ妄想ってコントロールできないとかなりめんどくさい。 …ああ! って俺、ナニ考えてんだ? いや、大丈夫です。私の妄想力は完全にブロック、コントロールされています。って! どっかの国の首 20150222-3

殺人者考

 ちょっと前まで、俺もそう思ってたんだけど、「死刑にしろ!」と言いたくなるような行為をする人がいる。まあ、冤罪とかの可能性は留保して。で、そんな極悪人な人がいるので、死刑にしろ! と主張するんだけど、それは誰かに「そいつを殺せ」と命令する事になるんだよね。その命令された人は普通の、たぶん普通の人で、たまたまそーゆー仕事についてしまったんで人を殺せ、と命令されて、仕事、業務命令で人を殺す。 …これって、残酷な事じゃない? じゃ、じゃ、愛する人を殺された遺族の人が“ボタン”を押すのって? もし、後で冤罪って解かったら? そーじゃなくても、その後、時間が経って「ああ、俺もヒトを殺した…」とか「俺のやった事は正しかったのだろうか?」ってトラウマになったら… だから今までプロの人がしてたんでしょ。しかも誰がホントにしたのか解からない様にして。 …どうしたらいいのだ? 巷には「人を殺したい」って人がいるから、そんな殺したい人を募集する? 今までこの仕事をしてきた人の存在を貶める行為かもしれないけど、あえてそこに目をつぶってもらって… 趣味と実益と公共の利益を融合させるのか? ライセンスを与える代わりに国家の管理下に置くのだ。心理検査とかも定期的にして社会生活に支障が出たら即拘束。そんな夢のような事が… ああ、夢は夢でも悪夢だけれども。20150206-3

空の樹

 もう、ちょっと時期のハズれた話題だけど、都心に出来た馬鹿高い塔、その展望台には、その前に有名だった首都圏電波塔と同じ様に透明で下が見える床がある、のは知ってる? …とにかく、そーゆーのがあるのよ。私も登ったんだけど、そこから下を見たんだけど、高所恐怖症気味の私には、ケッコウ辛い、マジ怖い、新しい塔くらいになると、もう高さのイメージが追い付かないから、そんなに怖くない、なんて人もいるけど、高けりゃ高いほど怖いに決まってるジャン! しかも! 新しい塔の方には怖い仕掛けがあって、 …アレ、これ言っていいのかナ? いくつかの透明パネルで構成されてるこの“下が見えますゾーン”の内、ひとつのパネルは一定の重量がかかると、フックが外れて1.5センチだけ落下するの! これが怖いんだって! 最初はオソル恐る乗ってたのが、「へへ、俺ヘーキ!」なんて軽く飛び跳ねると、ガクン! 床が落ちるのさ、1.5センチ! 安全と思っていた床が落ちる! たとえ1.5センチでもこれは… これはヤバい! 後は油圧ジャッキとかそんな装置で自動的に元通りなんだけど、これ、アトラクション? サービスなの? 俺、ションベ… いや、少しチビりそうになって… 怖かった… ホント怖かった… ヘタな遊園地のジェットコースターなんてメじゃないって、瞬間だけど、マジ怖い。ヨワイ人は心臓止まるよ。 …だけど、今もこのサービスやってるかどーかはわかんない。なんか、係の人に怒鳴ってるオッサンもいたから… でも再開を熱望するなよ! 再開して、しかも落差4センチにでもなってたら俺またチビ… ああ! オシマイッ! 20150228-2+

プロフィール

Author:KU2
 改行が嫌いです。嘘とイイカゲンが好きです。…改めまして、FC2ブログへようこそ!

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