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さびしい神様

 カメラの三脚は3本脚なのに、3本脚で安定してるのに、どーしてロボットの足を3本に設計しないんだろ? 活動停止してる時もバランス取れていいんじゃないの? 3本脚のロボットって… ああ、「宇宙戦争」の火星人の機動兵器が3本脚だった。昔のアニメ「イデオン」にも出てた気がする。どっちも敵の方か… 「神は自身の姿に似せ人を創られた」って言うから、ヒトも自身の姿に似せて機械を作るのかもしれない。ああ、実在する生き物に似せた方がデータ収集が楽なのかな? でも、進化の果てのこの姿が最適、とは限らないよね? 移動の方法として車輪はかなり効率的だけど、僕達に車輪は付いてない…  ヒトは、神に似せてロボットを創り、そのロボットに、「人間はよくやりました。たいしたものですよ」肯定してもらいたいのかな? 褒めてもらいたいのかな?  …寂しいのかな? ニンゲン? 20150218-3
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図書館へ行こう

 ああ、大人って汚いっ! なんてね、俺もジジイだけど。 …俺、知ってんだ。平成27年8月27日の朝日新聞の朝刊、38面「死ぬほどつらい子図書館へ」 そう、確かに死ぬくらいだったら図書館に来て、ちょっとボーッとして、命の洗濯して… 誰も何も言わないから。このツブヤキに対して「感動した」など多くの反響が… あああ、良い話だなあ。でも… これ、どう受け取るの? 君達。ホントにそう思う?
 私は、 ―ちょっとあらたまった時は「私」、ね― このツブヤキに私は100%賛成する。確かに死ぬくらいだったら図書館に行け、と思う。私も図書館をよく使ってるからそう思う。図書館はいいところだ、時々無能で無愛想な職員もいるけど、タイガイ居心地がいいし多くの職員は親切。でもね、「誰も何も言わない」は、普通皆が学校に行ってる時間帯に図書館に来ている子供を放置する、そーゆー事になると思わない? 公立の図書館なんて教育委員会の下部組織みたいなもんだ、不審な、って言い方は正しくない。指導、もしくは援助が必要な子供の存在を上位組織に報告しないワケはないじゃないか。だからといって、君にとって悪い場所じゃないよ、図書館は。ここが難しい所だ。最近も深夜徘徊の中学生殺人事件があった、大人はどうして声をかけなかった、と非難する声もある。声をかけたのは害を成す者だけだった… だから、たぶん、このツブヤキを発した図書館だって、来館者のプライバシーを守ると言いつつも… 子供がいないはずの時間帯に子供がいれば… あああ! チクショウ! いい話が台無しじゃないか! だけど、この国のホントの事だ、しかも君達の事をホンキで考えての事だ。君達に悪いようにはしない、絶対、と思う。だからね、 …図書館の人の成す事に対して幻滅しないでほしい。そして! それから逃げないで。
 図書館の居心地の良さは一時的なもんだ。「君、こんな時間にこんなところで何してんの?」今の君を傷付けるような言葉を発するように思える指導員のオジサンが君に本当の平安を与える、…かもしれない、よ。
 ちょっとヤバイ状況に君がいるだけなら、もちろん2~3日図書館でボウッとすんのもいいかもしんない。でもそこで心の余裕が生まれたなら、ゆっくりと次のステップを考えてほしい。実はホントにマジでヤバい? いやいやいや、これで十分休養が取れたから明日からまた学校へ行くさ。いろいろあるだろうな、そんで教育委員会に行くのも相談施設に相談するのも警察に告発するのもアリだ。悲しい事だけど、真実を伝えよう。ハダカで生まれてきた君は全てのモノを自分で、自分の手でつかまなくちゃならないんだ。たとえイロイロかまって与えてくれる親がいてもね、いなくてもね。
 ゴメンね。君と、多くの夢見る人の夢を壊してしまった。図書館はパラダイス… そんな夢を。でも、パラダイスだからいいってもんじゃない。だから、俺は言う、あの図書館員とはチョット意味が違うけど。さあ、図書館に行こう。いや、図書館を通ってその先へ行こう!  …ああ、言い忘れていた、図書館にはさぁ、自由に読める本があるんだぜ。20150827-2

あの日の事

 昔、大学生の頃。甘いワナ ―ハニートラップ?― にはまって、完璧な理論の基、英語の教材を売り付けられそうになった。私が英語を喋れるようになりたいのは事実、そしてこの教材のすばらしさと完璧さは今説明を受けた通り。ああ、この教材で勉強すれば明日、とまではいかなくとも1ヶ月後は英語ペラペラ… な気分。じゃ、買わないでいられるはずがないじゃないですか! 若い女性販売員の絶叫。ああ、ホントは喫茶店で絶叫はしなかったけどね。でも、そうだね、その通りだ。だけんども、理論は完璧でも、ナンカやだ。だから買わない。そんなやり取りを半日して、ヤッパ買わなかった。
 もっと昔にね、本で読んだ。バイクで旅する人の本。どんな状況でも、知識がOKを出していても「ナンカやだ」と感じたらそこで野宿をしてはいけない。真面目な、地縛霊が災いを… な話ではない。う~ん、チョットは関係するかもしれないけど。つまり、おまえの第六感を信じろ、って事らしい。知識や情報だけで決断しても後悔が残る、正しい判断が出来るとも限らない。最後は自分の感性、そこで答を出せ、決断しろ! って事なんだって。 スターウォーズ? 考えるな! 感じるんだ! そう! 自分の感性で… だから、繰り返すけど、英語の教材、買わなかった。
 でも影が、こーやっていろいろ書いてる俺自身の陰が液晶ディスプレイの後からウスッペラな横顔を覗かせて囁く…
「で、でもさぁ、その時その教材を買ってりゃ、アンガイ今頃英語がペラペラだって可能性も…」ああああああああああああああああうあ! ソレは言わない約束でしょ! 20150817-2

不運

 ねえ、ねえ、聞いてよ、聞いてよ。私ってさぁ、ほんんんんんとぉに、運が悪いんだ。悪くて悪くてもうどーしょーもなくってさぁ、だって… あああ、先輩のいつもの話が愚痴が始まっちゃいました。だから、それとなく軽くあしらいます。「ふうん」
 あああ、 …スランプ? 20150725-2

キグルミ

 俺の口が臭いって? 失礼。洗口液で毎日ウガイしてんだけど、ハミガキがね、出来ないんだ。 …どうして? だって? う~ん、君は犬や猫が車に撥ねられる瞬間て、見た事ある? あ~いやいや、自慢じゃないよ! …そんな事自慢になるかっ! 実は… オトトイ見ちゃったんだよね。休みの日、暑さもそれほどじゃなくなったから久しぶりに自転車だしてきて、そう、通勤に使ってんじゃない方、チョットと投資したサイクリング車、南北にのびる河を越す橋、長さ300mくらい? の歩道をゆっくりと流してたんだけど… 河の真ん中あたりで、ドン! けっこう大きな犬が明るい茶色の犬が、弾き飛ばされて車道と歩道の間の段差? 車道の左端にある雨水排水口の上に叩きつけられた。橋の上だぜ、迷い込んだのか、スピード落とした車から飛び出しちゃったのか? それはわからない。俺の前方10mくらい。車は一瞬スピードを緩めたけど、撥ねたのが犬、と解かったのかそのまま行ってしまった。ひどいよね、でも、ま、そんなもんだジンセイは。
 で、昔聞いたんだけど、猟師がイノシシ仕留めると、イノシシの身体から沢山のダニだのノミだのがゾロゾロと… 次の宿主を捜してエクソダスが始まるんだって言うけど…
 でも、あんなの、アリ? ちょっと近づいて、自転車止めて呆然としてると、トツゼン犬の口から缶ジュースくらい? 直径7㎝くらいで青と赤の縞模様の、カラフル巨大ミミズ? がはい出して来て… 欄干を超えて躊躇することなく下、川の流れに落ちていった。何なんだ? あれ? そーいや、6mくらいあったぞ、あんなのが入っていたら、イヌはほとんどヌイグルミ? いやキグルミ状態… アレは… 
 独自にいろいろ調べてみたけど、って言ったってネットでチョコチョコだけど、あんな色の寄生虫はいない、と言われてる。ムカシ、もうオオムカシ、小学生の時に解剖実習? フナに、中学生でカエルにメス入れた事がある。イキモノって、あの延長線上に考えていたけど、ホントは、ジツは、 …イキモノって違うの? みんなキグルミみたいで、その中にはあの青と赤のカラフルな巨大ミミズが… 
 いや、だから、だからね、最近口臭が酷いのは歯をみがく為に鏡の前に立ち口をアーンと開けるのが… 怖いから。俺の中にも俺と違うミミズの俺がいて、鏡を覗いてるとある日ニョロンと… 20150823+

鏡の中

 鏡のむこうにも世界があって手を突っ込もうとすると邪魔をするのは、俺と同じ顔をしたイケ好かない野郎が邪魔をするからだと信じていた。もちろん! ホントにちっちゃいガキの頃。
 で、50を過ぎた酔っぱらったある夜。寝室のクローゼットの扉に取り付けた姿見の前でふらついて、何しろいつもの1.5倍の酒量。奥さん遅くなるってんで、独りハメ外して飲んじゃったの、さ! んで、倒れそうになる時、腕がササササッと光速を超えて動いて… 冗談だよ。 …と言おうとして、アレ… 右手の手首に輪ゴムでもしてる感触… 良く見ると手首が姿見にメリ込んでる。 …あはは~、よっぱらっちますた? ハイ… どうしよう。なんて考えてるとめり込んだ右手をガシッ! 誰かに握られる感触… 顔をあげると鏡の中の俺がニッコリ笑って俺の腕を… ミギテで? ? あああ、でも今はそんな事が問題じゃない。踏ん張ってないとアッチの世界へ引きずり込まれそうで… 
 で、帰って来た奥さんが見たのは、割れた姿見と床に仰向けになってガーガーいびきかいて寝てる俺。もちろん! 怒られて謝って1週間の禁酒を5日にまけてもらって… え? 鏡の話? いやぁ、酔っぱらってたから… でもまあ、不思議なのは右手首に付いた右手のにぎられた跡かな? オレ独りでどーやって付けたんだろね? アハハ… 20150821-2+

帰宅

 高校生の頃。夜中に親父が帰ってくる。俺は2階の自分の部屋で本を読んでいる。なぜ親父が帰って来たのが解かるのかって? そりゃあ、コロがワンワンと騒ぐから。ダックスフントのコロ、親父が面倒見てたわけではないけど、イヌは解かるのかね、その家の主人、マスターを。それはもう嬉しそうに鳴くのさ。ワンワンワン❤ で、親父も尻尾振って出迎えてくれる家族が愛おしいんだろう、「おお!」とか「よぉし、よしよし!」 嬉しそうな声が聞こえる。それを聞いてると少しアルコールが入ってんのが解かる。声が大きい。「よぉし! よしよしよしよしよしっ!」かなりしつこくイジってるな、あ、マズいな。俺は思う。コロのワンワンが、鳴き声が“主人と再会の喜び”から、“いいかげんにして…”モードになっている。ケッコウ解かるんだ、イヌの感情。端的に言うとワンワンの前に、ウ~が入る。親父の結構ヒツコイイジクリにイヤな、逃げたい気分が沸き上がってきている、そんな感じ。
 で、最後は… 「キャイン、キャイン、キャイン…」鎖を引きずり犬小屋に逃げ込む声がする。あああ、カワイソウ。
 って、つい最近まではカワイソウの対象はコロだった… ヨッパライ親父にイジられて。 …でも、でもね。今、現在、50歳を超えた俺自身が残業して帰って玄関を開錠する時、カワイソウの対象が… あああ、ちょっと情けないと思う… 20150820-2

進化論

 きょうはおとうさんとどうぶつえんに行きました。どうぶつえんに行くっていうと「わーい! おでかけだぁ」っていう楽しい日よう日みたいだけど、そんなんじゃありません。なぜならば、どうぶつえんはぼくの家から歩いて20分のところにあるからです。
 しょうじきなところ、ほとんどの日よう日におとうさんが「どうぶつえんいくか?」というので、ぼくは「またぁ。(とほほほほ)」です。たまにはネズミの国に行きたいです。でも、どうぶつえんで食べるソフトクリームはすき。
 だから、きょうもソフトクリームを食べながらガラスの向こうのチンパンジーが行ったり来たりしてるのを見るのは楽しいです。チンパンジーは5ひきいて、よくうごくのやらあんましうごかないのがいたり、へんなことするのがいたりして、いろいろでおもしろいです。そのとき、ぼくはムカシからきになってたコトをおとうさんにききました。
「おとうさん、あのサルはいつにんげんになるの?」
 シンカロンとかいうのがあって、にんげんはおおむかしサルだったときいたからです。だからこのサル、チンパンジーもいつかは、こどもかまごかひいひいひいまごくらいにはにんげんはむりでもにんげんみたいな、にんげんにちかいサルになってるんじゃないかと考えたからなんですが、 …おとうさんはわらいました。
「ハハハ! そうか。あのサルがねぇ。ま、こんせいきちゅうはむりだろうなぁ」
 おとうさんはわらって、わらいすぎてとけたソフトクリームが手についたので、「ちょっとあらってくる」といってせんめんじょに行きました。
 ぼくは、そうかざんねんだな、というきもちと、よかった、というきもちが出てきてヘンなのと思いました。そのとき、コツコツ。ガラスのむこうのチンパンジーの1ぴきがジッとこちらを見ているのにきがつきました。ガラスをたたいてあいずしたの? そんなことはないと思いました。でも、いままでのおとうさんとのはなしをきかれていたようで、なんだかすこしはずかしかった。しばらくするとチンパンジーは、ヒダリ手のユビでじぶんの口をゆびさして、ゆっくり口をうごかしはじめました。それは、まるで、
「シ、ア、サ、ッ、テ。」
 って、いってるようでした。
 それから1しゅうかんたって、おとうさんが「どうぶつえんいくぞ」といって、ぼくが「またぁ?」といって、どうぶつえんに行ってソフトクリームを食べて、この前見たチンパンジーのところに行ってみたんだけど、あのチンパンジーかどうかはしらないけど、1ぴきへっていました。 …なにがあったの? 20150817+

 また別の夜道、違う深夜の仕事の帰り道。トタトタトタ… 後ろからナニかが小走りに近づいて来る。アスファルトを叩く音が軽い、何なんだ、と考えてるうちにニャァ! 驚いて足元を見る太った茶トラの猫が俺の足にすり寄っている。猫は嫌いじゃない、両親の家にいた時には猫の世話もしていた、そんな俺だ「おおデカいな!」 人なっつこいそのデブ猫を抱き上げたんだけど… 常夜灯の光で見るネコ、の下腹部。アレ? 足がやけに多い?  2、3、4…  5、6、7!  8、9、10…! 大きい足、小さい足、中くらいの足… その先は数えられなかった、俺が猫を放り出したから。フギャ! 突然の拒絶に怒りを、もしくは恐怖を感じたのか、猫を放り出した手を打ち払って、周りを見渡した時、猫はいなかった。だから、家に帰って酒飲んで寝た。
 2週間後、職場で、「1、2、3…」納品のダンボール箱を数えていた時。「6」で俺の左手にはまだ折る指があった… アレ? 20150818

のっぺら

 夜道、深夜仕事の帰り道。トタトタトタ… 後ろからナニかが小走りに近づいて来る。アスファルトを叩く音が軽い、何なんだ、と考えてるうちに雉猫が俺を追い抜いて行った。ああ、まあそんなもんだ、と納得して追い抜いた猫を見るとはなしに見ていると、先にある常夜灯の光の中心で、ちょうどスポットライトを浴びた女優の様に立ち止まり灯りの中で猫は振り向いた。猫に顔は無かった… のっぺらぼう。
 で、俺はこの話をブログでしかしない。コメントで「その猫は… こんな顔でしたか?」と自身の顔をつるりと撫でられても俺は怖くない。 …あああ! 画像ファイルで送ってこないでね! 20150818

試金石

 職場のチームで京セラ㈱の話が出た時に「♪京セラ~セラ、なるよぉになる~、先のことなど~、判らぁない~」と歌う。年上の方の娘(モチロン俺より若いけどね)は「プ」と噴き出してあと無反応。ドリス・ディ主演の1970年NHKドラマの主題歌なんて知ってると歳がばれるぞ。いや、待てまてマテ… 1956年の映画の方? 俺だって生まれてないぞ! もう一人の娘はポカンとして「それ何です?」そうだよね、知らないよね。
 後日、退社時に「タチバナさんて、どうして親父ギャグ言うんですか?」無反応の娘、以下Aさんに訊かれる。2時間の残業後2人でビルを出て突然訊かれた。「その話は長くなるから、 …どう一緒にアルコールでも。」なんて言う余裕は無かった。ホントにそうだ、何で俺ギャグるんだ? 職場で。親父になったら親父ギャグ、そんな簡単なアタリマエな答えは、イヤだ。 …俺はどうして親父ギャグを言うのか? Aさんは言う、どう対応していいのかわかりません。無視していいの? 笑った方がいいの? …そう言われても、どうなんだ? どう対応すべきなんだ? …俺だってわからんっ!
 と、ここまで書いて、だんだん腹が立ってきた。オマエはギャグのひとつも自己判断で処理できないんかぁ! って。 …中年男はカッテキママである。
 それで解かった! 俺は言いたいから言うんだ、フザケたいから、いつも硬直してる思考をぶち壊したいからフザケるんだ。やりたいからやってんだ! で、Aさん? あんたはどうなの? やりたいようにやってるかい? 生きたいように生きてるかい? お互い社畜の身だ、出来る事は限られてる。でも、そのわずかなスキマでも、ちょっとのマでも、生きたいように生きるのもいいんじゃない? でないと、ホントの自由を得た時に、自由な生き方が出来ない身体と心の持ち主になっちゃってるかもしれない… 「アハハ!」「イマイチですね」「あ! けっこう面白いですよ」「? どこが面白いの?」「ブー」「無視ムシ!」「殴っていいですか?」 そりゃあ職場だけど、そこくらいは“自分”のアタマで考えて自身で感じた反応を返してよ。
 そんで思い出した、最初の「プ」の娘。ケセラセラの話に「ママは太陽」ってドラマが… とカブセようとした俺に「この仕様書ですが…」とオフザケを断ってきた。おおおおおおお! コイツは… わかってる? 出来る! コイツ… 良いな。 …あああああ! でもここまで出来る奴だと… 将来俺の上司に… ハハ、その時も俺ギャグ飛ばせるかな? フザケられるかな? この娘、俺の事キライみたいだし… この娘達も試されてるけど、もちろん俺だって試されてんだ、ダレカさんにさ。 …いやいやいや、もう見限られてたりして。20150815-2+

戦争の話

 最近、戦争の話を聞く。戦争の悲惨さや、非人間性を訴える話。戦争は良くない、ミンナ声を揃えて言う。 …でも、ミンナそう考えていたなら、なぜ戦争は始まったんだろ?  「戦争賛成!」の人はどこに行ってしまったんだろう? ハイ! すいません。社会科、歴史は苦手… 訂正します。社会科、歴史も苦手でした。
 そーいや、昔、母親からも戦争の話を聞いたんだっけ。女学生の頃、「ケラコウ」ってあだ名の先生がいたんだって。空襲警報が鳴ると一番に防空壕に飛び込むから、オケラ(螻蛄)ってトンネル掘る昆虫みたいだってんで「ケラコウ」。この先生は「この戦争はもうすぐ日本が負ける。だから絶対死んじゃダメだ」って言って、だから自分も一番に防空壕に飛び込むんだね。そんで、私の母親を含めた生徒ミンナからバカにされてたんだって。みんなで笑って軽蔑してたんだって。でも、母親はそーゆー時代だった、ワタシタチはダマされていた、なんて言わなかった。ただ、母親は「ケラコウ」を軽蔑し、やがて「ケラコウ」が正しかった、と解かる時代を生きてきたんだね。あの時はシンソコ日本は勝つと信じてた、んだって。笑っちゃうけど、ワラエないね。
 だから、私は考える。いろんな事を見て聞いて知って、そんで正しい判断を下さなきゃあならない。正しく動かなくてはならない。動くって行為の中には、「今はまだ正しく判断できそうもないから無闇に動かない」って事も入るけどね。多くを学び、正しく判断。それが、国民の、社会人の、地球人の義務ってもんだと…
「それにしちゃあ、ガッコの成績は良くなかったよねえ…」死んだ母親がツッコミ入れてきそうだから… 話はこれまで。20150815-2+

水の底

 海? 行かねーよ。海水浴? 磯遊び? だから行かねーって! 35にもなって海かよ? ハハ、海は嫌いなんだ。あの膨大な量の水の中、何がいるかわからねーだろ。 …ああ、おまえはヒロマサの死に際に。 イヤなんでもねー、葬式? 行った? おまえ行ったの? …でも、“お別れ”はしてないだろ? ヒロマサの顔見てないだろ?  …もちろん! …俺も見てない。出来なかった。あの時、安置所で、「是非に、と言われれば止めはしませんが… 覚悟が無ければよした方が… いや! 辞めておきなさい、見ない方がいい」 監察医っての? おっさんが忠告した。で、ビビっちゃったぁ?  …そうだな、俺はビビったんだ。ヨワムシになっちまって海で死んだ友人の最後の顔も、見る事が出来なかった… でも、おまえ、見る事が出来るかい? 暗い、四方をコンクリートで囲まれたやけに冷房の効いた部屋で掛けられたビニール、白い布なんてドラマの中だけね。で、滴る血? 掛けられた覆いの上からも解かるゆがんだ身体。右足だけが覗いている… な、長さが、違う… 残された者のイメージと心を守る化粧の施されていない、素の死者の顔。 …俺はね、世間で言う“常識”から少し離れたモノをよく見るヤツラ。そう、お化けや怪異、あの夏のテレビや雑誌やWebの定番の… それバカにしてたよ。大げさに騒ぐホントはミナイ、見る事が出来ない連中のタワゴトを。でも、でもでも、でも、でも… あのとき、ヒロマサを見失う直前、見た、海の中で見た、あの、きょだいなあたま、のカタチをした、マスク越しにみた! うめぼしの種のようなあたま、縦に入った深いしわ、直径3mはある? あたま? 頭状のモノ? 口からは、口があるはずの場所からは蛇腹状のクダが伸びて… あああああ! あれは! あの管が!
 海にゃ行かないよ。なぜかって? オマエ知らね? “ノアの箱舟”の話。あの神の采配の結果をとやかく言うつもりはない、マッタク。何の話かって? …つまりさ、洪水って、海の生き物にとってダメージは無い、んだ。生き残ってんだよ、事実。絶対的な力を持つこの世界の主の望まないイキモノが… いるんだ、いきのこっているんだ、あのアオイ水のたいりょうの水のしたにおくにそこにかくれているんだ… いるんだ… いいぃいいるるるるるるるんんんだはぁぁぁあ! 20150813+

妄想の果て

 この砂漠。人を焼き殺してしまう様な勢いで照りつける太陽とそれを反射させる砂の海。でも、そのどこかに冷たい水を湛えた心休ませるオアシスがあると思うと… なんとか一歩、足が出る、少しずつだけど進んでいける。 でも、そんなオアシスが無ければ… 俺は一歩も進めない。ましてや、そこには、サソリっていう猛毒を持つ生物がいて刺されると、死ぬ、なんて考えると、家に帰って布団かぶって寝てしまいたくなる。でも、繰り返すけど、オアシスがあって、そこには冷たい美しい水を湛えた泉があって、太陽光を遮る植物があり、美しく優しい女性達がアラビアンナイトのコスプレの様な、いやもっと過激な衣装をまとい、いや、まとってるんだかまとってないんだか迷っちゃうというか… そんで、砂漠なのに、どう考えても中近東なのに、私が使い、聞きなれた国の言葉をこれまた美しい声で悩ましく… 「タチバナさまぁ❤ ワタシを選んでぇ❤」などと妄想が暴走してしまうと、慎重に一歩ずつなんて、スコーンと頭からぶっ飛んで、砂漠を走り出し熱中症になりオマケに砂に足を取られてスッコロブんだ。 …ああ、何が言いたいのかって言うと…  …忘れちゃった。 …確か、この世界は君がいるからボクには世界が美しい、そんな事を書きたかったんだけど… オイオイ… かなり遠いぞ。20150805-2++

孟母参戦

 昔母親からトモダチの話を聞いた。何しろムカシ、小学生の時だ。ハハオヤに友達、その存在がまず理解できなかった。ああ、でも、ハハオヤにもトモダチがいるんだ… と漠然と無理やり納得してた。そう、大人に同僚やお隣さんはいるけどトモダチは… と思ってたんだ、正直。で、そのトモダチは、やはり母親で、自分の子供にこう言ってたんだって、「友達にするなら自分より成績のいい子にしなさい。」 これはその母親から自分の息子の友達として認められるレベルに無い俺でも矛盾に気が付いた。テスト80点の子は90点の子と友達になろうとしても90点の子からすれば80点の子は成績の悪い子、友達にふさわしくない子供だよね。俺、正直その母親はバカだと思った。 …少し考えて、総合点ではなく教科別の点数の場合は成り立つ、そう推論した。算数が得意な、でも国語が苦手な子供は、国語が得意で数学が得意な子供と友人になれば互いに欠点を補完できる、ってね。そう、俺は納得力が強かったから… でも、今考えると、現実的ではない、気もするんだなあ… どうなんだろ? あんた成績良かったなら、解かる? この状況?
 しかも話はそれで終わらない。そんな母親だから、子供に対して多くの要求や課題を与えていたらしい。そんである日、午後の11時頃、夜中だよ。全ての課題が終わった時、「さあ、いいわよ。遊びに行ってらっしゃい。」って自分の子供に言ったんだって。課題が全て終わったら遊びに行っていい、って子供と約束してたらしい。 シンデレラの母親か? 俺は思った。で、 …俺の母親は、それから先を話してくれなかった… 小学生だった俺も「ひどいね」と返しただけだった。
 …けど。 今、大人になって考えると、想像すると、妄想すると、 …これは怖い話だ。恐ろしい話、だよ。 …その母親も、その子供も、 …とりあえず生きているといいなぁ。ムチャクチャになってても、生きていればまだ取り返しが… つくかなぁ? つくといいなぁ。あれから何年も何十年も経ってるんだ、和解してると、ホントいいなぁ。 ―でも、タブン… 俺には、明るいビジョンが見えないよ。20150811-2+

計画

 昔、中学2年だった時の事。その日長年心に秘めていた事を実行した… っても、親殺しでも自殺でもない。 …バケツプリン計画。あのね、死ぬほどデカいプリン食べてみたかったの。今はそーゆーセット売ってるよね。でも、その頃は無かった。で、プリンの素を買ってきて作ったんだ… バケツサイズは経済的な理由と俺の胃袋容量から却下、市販のプリンの素一箱全てを使って計画を実行。容器はサラダボウル。で午後4時ごろ? やっとこさっとこ固まったプリン。でもサラダボウルサイズだと、自重で潰れちゃうのね。プリンの形を重視するならかなり固めに作らなきゃならない… ああ、ケッコー理科の勉強になるなあ。で、サラダボウルから大皿に移した巨大なプリン、直径は希望通りなんだけど、高さがちょっと残念… でもカラメルソースもちゃんとかけてプリンを食べた、1人で。で、解かった、人はバカな事をすべきだ、それがバカな事と解かるためにも。 …後悔は、してない。下痢はしたけど… 20150809+

杯の中

 モニターに向かって文章を打つ、ダラダラダラダラダラダラと打つ。書斎で打つ、って書くとカッコいいけど、前にも書いたけど書斎は4畳、でも机が一台と本棚が8つ入ってっけどね。で、マシなモノが出来るとブログにアップすんのさ、おかげさんで7月はね、ウフフ、1日1作アップできました。残業もソコソコあったけど、なんとかなったね。だけど、ちょっとトホホな作品も… ハハ、まあ、ソコは… アハハハハハハと笑ってごまかそう! でも、面白いモノが出来ればみんなが読んでくれる、で、失敗したら… そしたら、大いに悔しがって良いモノをマタ打つさ、今日も明日も明後日もダラダラダラとがんばって面白い文章を… で今日の夜。いつもの様にマグカップにギルビージン大量、グレープフルーツジュース少量、ポッカレモン100微量の自家製カクテルを横に置いて打ってんのさ、駄文を。そう、まだ海のモノとも山のモノともなんない文章をポチポチと打っている。打っては直し、直しては打ってんのよ。そして、くだんのカクテルを、置いといたマグカップの自家製カクテルを… ング! 
 ヌルン…
 何だ! グミ? ゼリー? こんにゃく? 解からない、堅柔らかい変なモノを… 飲み込んだ。このカクテル、ジンとレモンジュースはこだわるけど、グレープフルーツジュースは… 配分適当。時に赤いグレープフルーツジュースも使う。 …今日はとろみ付グレープフルーツジュース、使った? 使ってない! それに、サッキ飲んだ時には変な感じは無かった… でも今の、柔らかい、コンニャクの様な、いやもっと柔らかい、なにか、生タマゴの黄身… イヤ、そんなモノじゃない… もっと大きくて、いやらしい、そして吐き出そうとした喉の動きに逆らって奥へと… 何なんだ! 俺は何を飲み込んだ? マグカップに残ったカクテルは捨てたが… 中に何が… あああああ、ヤッパいい、知りたくない。イイイイイイィ! ああ、でも… 201508004-2++

憎悪

 はじめての独り暮らしだった。大学も家から通えたから、就職して初めて独り暮らし。都心から私鉄で30分? ま、安くは無かったけど新築のアパートの2階角部屋、俺の城! ウフフ。そんで、仕事にも独り暮らしにも慣れて2か月半… ジンセイのテンキ? がやって来やがったのさ。夜中にガランガランガラン… シャベルか? 鉄棒? そんなモノを引きずって歩くバカ? 笑い声も聞こえる。1人じゃないのか? 通り過ぎるまでの辛抱だ、俺は明日も早いんだ、午前1時は、あう! 時計は2時だ! 完璧に寝てなきゃならない時間だよ。ガランガランガラン… なのに、ガランガランガラン… アイツラはアパートの周りを… その時、プツン。音はしなかったと思うけど、俺の中でナニカが切れた。玄関を出て、階段を下りて、路上で馬鹿笑いしてる3人組を確認して、ああ、バカの1人は、ビンゴ! シャベルを引きずってる… 俺は奴等に近づいて行って、「あの~、悪いんだけど、キミタチ…」 ★☆@☆★…
 それから、3年間。脅し、強迫、嫌がらせ、暴力行為。郵便受けへのイタズラ、ネズミの死体、カラスこれは生きてる奴、糞尿、今考えるとホントどこで調達した? そんなモン。そしてまた、暴力行為… 最後警察がやっとこ介入してこの騒ぎは終わった。この時の罪状は殺人未遂… 嫌がらせどころじゃないよマッタク… ああ、それにしても3年は長かった。くたびれちゃったよ、俺。で、悪質だったから執行猶予はつかなかった、だから、今俺はこうして然るべき場所で反省の日々を送ってんだけど、反省? ハハ、アホンダラ3人組の住所や本籍は押さえてある、出たら… 再開のゴングが鳴るのさ! 20150808+

防備

 ムカシ戦争についてのギロンをしてた時、「あんただって家に鍵かけるでしょ! 守りは必要なの!」みたいな事を言われた。はい、ワタシ家に鍵かけます。鍵だけじゃなく防犯警備会社と契約してます。そしてもし泥棒が入った場合に備えてトカレフ… ウソです。拳銃なんて持っていません。 …って事にしておきましょう、うふふ。 …またウソです。いい加減にしなさい。
 そんなワタシですが、ムカシ親父の住んでいた世界では、鍵なんて無かったそうです。家が留守なら、訪ねてきた人は縁側から居間に上がり込んでお茶入れて飲んで待ってるんだそうです、家主が帰ってくるのを… よく茶器のある場所が解かるなあ、なんてツッコミ入れないでね。たぶんよく行き来する近所の人だから知ってんのよ、ある場所。
 で、何が言いたいかっていうと、家に鍵をかける事は世界の常識じゃない可能性があるのだ。ホラ、思い出してごらん、新しいWのOSの宣伝。パスワードの無い世界… あ、アレ意味が違うか。まあ、ハハ、それは置いといても、鍵かけなきゃなんない世界が理想の、最終的に、目指すべき世界、とは思わないよね。あああ、言っとくけど、鍵かけてはいけない世界じゃないよ。なら、たとえユメモノガタリと感じても目指すべきは平和な世界、理想の世界だよね。鍵なんざかけなくても全然OKな世界だよね。はあ? 夢みたいな事言ってる? ああ、そうかもしんない。でも夢も見ないでこの世界生きていけるの? 俺はダメ。かすかな、わずかな夢でもなければ生きていけない。ヒトは幸せを目指している、そう信じたい。たとえ寝室のマクラの下に実弾を装填したS&W・M36-10を忍ばせていたとしても。 …だからウソだって! 20150806-2+

哀しい

 きょう、あの戦争を終わらせたスゴイ爆弾について、テレビでやっていた。スゴイ爆弾はスゴイ威力だった。衝撃波で建物を壊し、熱と炎で住民を兵士も大人も子供も女も男も赤ん坊だって焼き殺し… あああ、ワタシは皮肉も込めて思う。こんだけのスゴイ爆弾を作ったヒトタチは、きっと国からとてもたくさんのゴホウビをもらったに違いない。クンショウももらったに違いない。研究費もたくさんもらって、研究施設も一番いいのを建ててもらえて… 結果、もっとすごい、もっとたくさんのイキモノを殺せる、もっともっと残酷な兵器を造っているんだろうなあ… なんてね。でもそれは、ムカシ、ムカシの、キシネとライヨンの国とが戦争してた世界の事。そう、キシネとライヨン、ケダモノ同士の争いの話。高尚なニンゲン様のお話じゃありまっせん。断じて!
 だって、そんんんな、あんなひどい目にあったイキモノがいるのに、それを知っているのに、もっとすごい兵器を造ろうなんて、ケダモノならともかくニンゲンが、考えるわけないでしょ! そんな、ばかばかしい、酷い事… する? ニンゲン… 20150806+

橋本ワカメ

 いや。ホント。それだけの話、なんだけどね。高校時代の友人の家の近所に「橋本ワカメ」って犬がいた。 …いや、別に飼い主がその名を呼んでたわけじゃない、んだ。 …犬小屋に表札が出ていた、らしい。 …それだけの話。しかし、香川県高松市の海に近い所だった、友人の家は。まさか、その犬、ワカメが好物だったのか?
 しかし、こーやってイロイロ書いてると、思い出す。楽しかった事、冷や汗かいた事、クダラナイ事、どーでもいい事、 …怖い事。 …みんな吐き出して書き尽くしたら、俺がカラッポになったら、死んでも良いな、なんてまるで自分の死期を決められるような言い方。そんな事ぁ無いだろぅ、と思い直す。俺、書くのが好きなんだ、自分の事を書き尽したら… ゴメンね、今から謝っとく、俺の知ってる人。ホントごめん! あなたの事を… 20150720-2+

重い鳥

 昨日早く寝たせいか、いつもより早く目が覚めた。5時だよ。する事はないけど、顔を洗って外に出る。すこしばかり朝の散歩を楽しもうと思って。しかし7月だと5時過ぎでももう明るいね。しかも既に暑いぞ。熱帯夜とか地球温暖化だとかイヤな言葉が頭に浮かぶ。けどさすがに朝だ、早朝だ、人通りは無く、昼間歩くよりは気持ちが… ハ? アレは何? 立ち止まって見る。1羽の鳥が飛んできて、大きさはハト? よりチョット大きい? カラスよりは小さい。この道の右側にある畑の向こうの道。その道にある電線に、飛んできたその鳥が… 電信柱と電信柱のちょうど真ん中あたりに、とまった。けど… ふわりと音もなくとまって羽をたたむ鳥、そしてたわむ電線! …? アレ、変? あのたわみ方、かなりの重さのナニカが鳥のとまった電線のちょうどそこに… 鳥が70㎝位沈み込む、それ位の荷重が電線にかかり、心なしか両側の電柱も引っ張られて歪んでいる様な… ピシだか、パシだか… 亀裂音が… 畑のこっち側でも聞こえた気がした。鳥が重いの? で、その音に驚いて、その鳥自身もすぐ飛び去った、カルガルと。 …? 同時に荷重は消え、後にはたるんだままの電線が… しばらくそのままボケッとたるんだ電線を見ていたけど、ちょっと気分が悪くなってきて、おお、熱中症予防のためにも水分補給を、と考えて家に帰って麦茶を飲んで2度寝した。あれから朝の散歩はしていない。2度とするもんか。20150727-2

図書館員は今日も憂鬱

 ちょっと… 嫌だった。「サベツすんの?」コクビを傾げて可愛い少し哀しげな声で、声優は ―存在するとしたら― ゼッタイ女性、しかもプロ。でも声の主は… 怪獣。どう見ても図鑑のティラノサウルスに似てる、ゴジラ色した、何年の映画の? なんてマニアックな質問すんなよ、俺今スゲー非常事態宣言中なんだから、聞いたら張っ倒す。「ですからお客様の体格は当館の設計上想定されておらず、お客様や他のお客様にご迷惑が…」しまった! 「ああ、うれしい、お客様と認めてくれたのね、じゃ…」 館内に進もうとするカイジュー様を身体を張って引き留めて「すみません、すみません、もうちょっとお待ちください!」 あああ! ここは市立の図書館。さっきからモメてんのは、カイジュー野郎が ―声は女性だけどね― やって来て、館内に入れろとゴネてんの。まあ、もうカウンターまで入って来てんだけど軽自動車くらいの大きさのカイジューが… 今日は日曜日で管理職は出勤してない。司書2人とあとは臨時職員で図書館を回している。事務室ではその同僚が館長と副館長と生涯学習課の課長や部長に連絡を取ろうと躍起になってるけど、たぶん無駄だ。「カイジューの方が来館されたんですけど入れていいでしょうか?」本気にするか? 俺が館長だったら意地でも本気にしないね。後で「まさかホントだとは思いませんでした。今後組織内の報連相をテッテイテキニ…」って逃げるね、当り前だ! 常識だ! この国では。でも現場で働いてる俺達は… 「オキャクサマ、なら入って当然でしょ、ホラ、言うじゃないオキャクサマはカミサマですぅ! って」 あの演歌歌手コロス! 「ハア。ですが、お待ちください。どう見ても書架の間隔より御客様の、ああ、いえ、アナタ様のサイズは…」 失礼ね! 女性に ―カイジューは女性だと判明した、今後対象を“彼女”と呼称とする― サイズの話をするなんて… 騒ぎ出すカイジュー、いや“彼女”、あああ、どう対応したら良いのだ! 女性にサイズの話をするなんてセクハラとか、サベツとか… 言いたい事を言いたい放題! あああああああああ! どうしたら! 事務室から伝令が駆けてくる、館内は走っちゃダメと騒ぐ子供にイッツも注意する立場だけど今回だけは目をつぶる、許す。 「あの…」息を切らせる臨時職員のヤナギダさんに、指示は来たか? と聞くが、「まだです。ところで自衛隊呼ぶのってどうでしょう?」 バカ! “彼女”がどんだけ耳がいいかは… 「ンマアアアアアァ! オキャクサマに対してぇ、自衛隊を呼ぶぅ? キイイイィイ!」ズン! 振動いや、衝撃が走る“彼女”の太い右足が(ああ、女性に対して失礼だろうか?)踏みしめているタイルの床にピシ、大きくひびが入る。そんで明らかに床が沈んでる。館内の、ニンゲンのお客様はすでに全員館外に誘導され、職員以外は無人だけど… ドウスル? …あ! 閃くモノがあったんで、ダメで元々と試してみる。「御客様!」 5分後彼女は去ってゆく。夕陽を背に浴びて。「終」って巨大な白抜きゴシック太字でかぶさらないのが不思議なくらいのイチニチだった、まだ閉館時間までには1時間20分あるけどネ。「なんだったんです?」“彼女”を見送る俺の後からヤナギダさんが訊ねる。ああ、“彼女”の読みたい本はここには無かったんだ、それだけ。どんな本ですか? とヤナギダさんは聞くけど、読書の秘密もあるし… ウププ、想像したくない事もあるし… ま、忘れよう、今日あった事は。と俺は言ったケド、事務室にもどると今頃連絡の取れた館長からのメモがセロテープで机に貼ってあった。メモは「タイヘンでしたね、ゴクロウさまでした。今回の事の報告書と施設及び備品の破損状況の確認をヨロシクお願いします❤ 館長」 あああああ! 組織への愛はいつだって片思いさ! 20150730-2

グダグダ

 昔の職場でヒソカに好きだった女性に仕事上のピンチを助けてもらって失敗した所をカバーしてもらってとても助かってああアイツ良い奴だなと思ったんだけどでも自分の無能を知られちゃったって言うかバカを知られちゃったって言うか軽蔑されてると信じちゃったって言うかその子をそれで嫌いになってしまえれば良かったんだけれど好きなままで愛しているままでだけど今まで通り彼女に接する事の出来無いチッチャナ俺がいてそれを自覚して彼女への接し方が日々変わり無視したり優しくしたり怒ったりバカの限りを尽くしたんで俺はそこにいられなくなっちまったのはアタリマエだよな会社は仕事するところなのに中坊みたく好きだの嫌いだのおバカな事を考えて考えるだけで仕事しないで仕事がおろそかになっちまったんだからだからクビになっても仕方ない所を会社側からは「オマエどうすんの?」と言ってもらえただけ運が良かったと今は思ってるんだけどそんで次の職場では心機一転できるだけ人と親しくならない様にでも嫌われない様に細いロープの上の綱渡り芸人の様にそうなのさ笑顔は絶やさずに口角をあげて笑ったふりをしてたんだけどでもそれはそれでシンドクて「はぁ」タメイキつくと幸せが逃げるとばあちゃんは言ったケドそれはホントでやっぱり考え続けてしまう俺はアノトキどうすれば良かったんだろうどこが間違っていたんだろうどうすれば「ああ」それは言ったよね話したよねなんて風にもうドウドウメグリな状態なのだけどまあかろうじて仕事はしているんだよだけどホントあの時どうしたらよかったんだろうかネエ? 20150729-2+

確執

 国会議事堂にいる。この段階で、夢だと理解している。某政党の… 与党か野党かは解かんない、控室。立派なオブジェが飾ってあってさ、ヘヘ、俺の作品。いくつかの立方体と札束の組み合わせがシュールな現代芸術。 …まあ夢だからね、立派な芸術作品、とみんな思ってくれている、俺も信じてる。眼が覚めて考えると、どう見ても新聞屋さんの販促品のカタマリ、販売促進用グッズのカタマリと札束、芸術でも何でもないモノなんだけどね。アハハ、まあそれが某政党の控室にド~ン! とあるのさ。他の党の議員がやってきて言う。国会にこのオブジェは不謹慎だ。下品だ、賄賂を連想させる、撤去を求める、と。俺は「ナニ言ってやがんだい! オマエんとこの党首も賄賂もらって、今回の議会で問題になるんだぞ」 マッサオになったモンク男が「す、すぐに確認してくる。嘘だったら…」 たぶん容赦はしないぞ、と言いたかったんだろうけど、そこまで己の党首を信じる事は出来なかったんだね。「モシカシテ…」 ハハ、バァ~カ! 完全クロだね! ってとこで目が覚めた。ああ… 今回はオチ無しかい? チョットつまんない。でも国会内のビジョンがリアルでねぇ… 以前見学した時の記憶だと思うんだけど… ああ、経験は財産だ。20150729+++

プロフィール

Author:KU2
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