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疑問

 何もわからない、ハッキリ言って私バカです。 …だって、こんな疑問を口にしちゃう、ってか書いてしまうから。いいかい? いいね? いくよ! その疑問とは! 3・2・1・!(ナンかのテレビの見過ぎ!)  …忖度しても共謀罪なんだろうか? ってか、こんな統治システムは危険だ、わが国の平和を脅かすモノだ、とみんなが考えてそれなりにそれぞれの立場で行動したとしても共謀罪となるのだろうか? まあ、つまりブッチャケて言えばデモは共謀罪なのだろうか? つまり個々人の考えを調整して、話し合い等の結果、同一の行動をとるのではなく、それぞれの意志がシンクロした場合なんだけど… キノコのお山どころではないと思うんだけどなぁ… ああ、こーゆー事を言うってフザケテル、とおもう? じゃあ、今のこの国の人が結婚もしないし子供も産まないのって、人口が減って国の維持管理さえ出来なくなるかもしれないというのは、この国の在り方に対する共謀罪か? フザケテルのはどっちだ?  …ああ、いや、論点がずれてる。20170429++
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暴鬼浮木

 砂丘って怖くないか? あの広い広い広い砂ばっかの地面を歩いていると、急にズボって言うか、自分のおろした足を受け止めてくれるはずのモノが無くて、ズズズズズズズと、どこまでもどこまでもどこまでも… 沈んでいってしまう様な気持ちになって一歩も動けなくなっちゃう、なんて事はない? あの大量の砂の中にそーやって飲み込まれた人の、いや人達の死体がそれこそ桜の木の下どころではなくある、と思わない? ああ、私は、ないっ! そんな事は思わない、考えない。大丈夫。
 …けど。海はダメ。あの広い広い広い塩水ばっかのトコ、人間の身体は必ず水に浮く、と言われてもどんだけの人がその海で死んでいる? あの大量の塩水の中に恐ろしいナニカが潜んでいないとナゼ言い切れる? あの凄くすごくスゴクたくさんの塩水の中のどこかに、まだ人類が見た事も聞いた事もない、そして有害な悪意のある邪悪な凄まじい生き物がいないと… で、それが今、こうして初夏の海岸で砂浜でふたりポツンと海を見ている午後3時、ひょっこりと気まぐれに自分のねぐらからはいずり出たソイツが海面から、水面から、この空気の底にその姿を現さないと… 
 あれ?  …アレはなに? 20170427+

いた

 おお、キミがバイトの新人さんか? よろしくぅ。まだコンクリートの壁がむき出しのビルの中の小さなプレハブハウスが警備員詰所、建物の中に家がある、ってシュールな風景の詰所に入ったとたん、声をかけられた。ソファでくつろぐ制服姿のヒョロリとしたその人はカキザキさんだと自己紹介し、今日半日は一緒にいてくれるらしい。業務内容は一通り聞いてたし、さっき現場入口で前任者と引継もしたけど、初日から独りは嫌だなあなんて緊張してたんで、ホッとした。僕も急いで同じ制服に着替えて、業務内容を確認… なんてするほどの事は無いのだった実は。今日の大晦日から年明けての6日まで2交代制で年末年始休みのビル建設現場で留守番、それが仕事。この詰所にはソファと事務机と椅子、電話と湯沸しポットと時計しかない。居る事が仕事、あと電話がかかってきたら「7日までお休みです」と伝えるだけでいい。後はビル内の定期巡回。これはサボれないのよ、巡回時計ってのを持たされてて。巡回場所をどう回ったのかを記録する時計で、業務報告書と、この時計のデータで御給料が出るってワケ。そして、もし、ひょっとして、万が一、警備員の存在価値を必要性を認識するような事態になった場合は… これは社長に念押しされた。「いいから逃げろ。そして連絡しろ。抵抗しておまえが殺されてもウチみたいな小さい警備会社じゃ、補償はできん、金が無い。だから、逃げろ、そして通報しろ」 こんな事言われてビビっちゃったんだけど、そんな事態は1回も無かった。ホントになぁんにも無かった。大晦日からの7日間、午前8時30分現場に入り、午後8時30分に夜間要員と交代。あいだの12時間は巡回時以外は、自由時間! 持ち込む弁当とカップラーメンで食いつなぎ、マンガや文庫本を読み、ああ、電話は一回もならなかった。 …カキザキさんは、近くの現場を掛け持ちで警備してるらしく、時々ひょいと現れてビックリさせる。詰所で漫画に夢中になってしまった時は「だぁ~あれ~だぁ~」なんて後ろから急に目隠しされてビビった。それから絶対入口に背を向けない様にした。それでも時々、おどかされた。巡回中、地下のデカい機械の影から「わ!」とか… いま思うと、とても怖い。
 1月7日、バイトが終わった次の日。現場じゃなくて会社の方にでて、制服やらヘルメットを返しに行ったんだけど、社長に呼ばれて「タチバナちゃ~ん、御苦労様。 で、悪いんだけどさ、報告書の訂正お願い」 はあ? オレ字が汚いからな、読めなかったかな? なんて考えながら出された報告書を指し示されて、「カキザキは、いないから」 は? 「今、うちの会社に、カキザキって社員もバイトもいないから。 …だからこの『カキザキ警備士』ってとこ全部消して。 …ごぉめぇんね~ でもバイト代、祝日勤務でイロ付けといたから、ね、ね、ね」僕の肩に手を置く社長の眼が笑ってはいなかった… で、報告書を書き直して、稼いだ金は7万4千。ほとんど持ち込んだマンガ見てただけなのにスゴイ金額。 …でも2度とやんなかった。20170427-2

ハナホジ

 日曜日の朝のリビング。俺は冷めたコーヒー飲みながら新聞読んでて息子は鼻ホジりながらテレビを見てる。「ほら、鼻ホジっちゃいけないって」4歳半の息子に注意する。「なんでぇ~ ベツにいいじゃん」バカズラで応える。ワザとしてるバカズラならいいけど =その性格は問題だけど= ホントのバカズラだからコイツの将来が心配。「でもなあ… あんまり鼻ホジってると」新聞を置いて息子の背中から近づいて、息子の右の鼻の孔に突っ込まれた指をグイと押す。ニョロリロリン! と、けっこうデカい音がして息子の左の鼻の孔からオレンジとミドリのシマシマのながぁ~いミミズみたいなのが垂れ下がる。「わ! なんだよぉ。これ! キモチわりいよぉ、 取って取って取ってえええええ!」 はは、ホントまだガキだ。で、パニクってる息子を落ち着かせ「バカだな、それがお前の、ホントのお前のシッポ。あんまし鼻ホジってると、そこがエスケープスイッチなんだから、ヘタすると飛び出しちゃうぞ。」 んで、ついでに大事な事も言っておく。「俺達はこの星を侵略目的で探ってんだ。いいか、ドジ踏んだら2階級降格だぞ」 コクコクうなずく息子、まあ可哀想でもある、単身赴任が認められなくて家族で転勤だろ、コイツも小さかったからホントの自分の姿なんざ覚えてないだろうし、ホント、すまじきものは宮仕え、辛い。20170424-2

失敬

 肥大したただの変態動物… ひどいな… そこまであからさまに罵倒するなんてやり過ぎじゃないのか? いくら国同士が険悪な状況だからと言って、そーゆー言い方は無いと思う。人はもっと自制心を持ち、礼節を重んじるべきだと思う。確かに苦労を知らない三代目で健康に関して自身のコントロールが出来ていない人だけど… え? アッチが、空母カールビンソンの事を言ったの? スターズアンドストライプスの国じゃなくて? ノースチャレンジの国の方? 肥大したただの変態動物… 使用禁止用語になってないの? あの国で? …いや、失敬してしまいました。20170425-2

妄想の果て

 不老不死ってのは、老いない死なない、って事で、身体の破損した箇所もタチドコロニ復元される、元に戻るって事でいいのか? って事は… もし主人公が不老不死の人間で、それと知らずに富士の樹海みたいなトコロ、イヤイヤそれじゃカンタンに発見されないか。学園の開かずの地下化学教材準備第参控室で首を吊ったんだが不老不死なんで死ねない。死にそこわぬようワイヤー使っての首吊り自殺(ここにコイツの性格が出てる)なんで、不老不死以外に特殊能力があるわけじゃない主人公はニッチモサッチモいかない。ず~っとぶら下がりっぱなし、死なずに、昭和初期から。で、ある時、由緒ある学園、いつの間にかそうなってしまった名門学園に相応しくないヒロイン、ドジでオッチョコチョイの蝶結キイロ(チョウムスビ,キイロ:名前)が地下化学教材準備第参控室に迷い込み、かのクビククリの君と出会って助けるトコロから物語は始まる。ヒロインのキイロに助けられた主人公のククリ(仮)は長期の首吊り状態で記憶喪失、自分の名前も自殺原因も何もかも思い出せない。キイロがここ、地下化学教材準備第参控室に迷い込んだ事も、ククリ(仮)の自殺の原因も謎のまま、でも学園の存続にかかわる謀略と暗躍する旧生徒会OB、学園管理者団体と謎の組織(ああ、また謎の組織を勢いで入れちまった、外すか?)との抗争に都市伝説的超自然現象と怪異起因者が絡んで物語は… ああうあ、収拾がつかなくなってしまった… また。そう、時々こーゆー事考えて時間をつぶします。つぶす時間なんかないのに… 20170416-2+

 昔、子供の頃、お風呂に入っていた時にのぞかれた記憶がある。一軒家の父の勤める会社の社宅でガスで外から沸かすタイル張りのお風呂。 …湯船から出て、身体を洗っている時に、なぜか変な“ゾワ”って感じがして顔を上げて目に入ったのは窓からのぞく男の人の顔。 キャア! と声を上げたら母親が飛んできて「父さん外!」で、父親がヴォオ! とかなんか叫んで玄関から飛び出して行って… 逃げ足の速いとか帰って来た父が言ってた様にも… で、そこらから記憶がない。バスタオルで包まれ座敷で、これからは窓閉めて鍵掛けて入りなさい、と言われたような気もするけど何がナニやら… でも、ひとつだけ確かに憶えていて、でも誰にも言ってない事がある。 …のぞいてた人の眼、大きく見開いた眼が4つあった。20170423-2

雨の日は傘を差す?

 大臣の発言。自主避難者は自己責任… を見た、テレビで。 …あ、わかった、わかっちゃった。 …あの人、今、この状況ならばこーゆースタイルがカッコいい、と思ったんだ、ああ。政治の素人の大統領、三代目の首領様? その他イロイロ、傍若無人がまかり通る国際情勢を見ていて俺だってこれくらいカッコつけても良いよね? ってか、この位言わないとナメられちゃうよね? 大丈夫だよね? 時流に乗り遅れちゃ… って感じがミエミエ。ヘンに威勢が良い。だから、きっと、 …中身は無いんだ。発言は本音、とも考えたけど、そんなに考えてるハズがない。自分で決めた→自己責任、ただ不快だ!→出てけ! 反射行動ってか本能行動? ただただ、周りの、世界の空気を読んで、コノクライナラ… なんて事があるワケないじゃないですか! 一国の要職にある人物がそんなタワケな、アホウな、ボンクラな人間であるハズがないですよね。ね。そんなんだったら7年後に国滅びますよね? ね、ね! 20170421-2

標的の誤算

 あの独裁者の国からミサイルが飛んでくるとしてどこをねらうのだろうか? 大量殺戮を狙うなら大都市、ボディブローのように長期的に国力を削ぐなら原発、などと考えていた。そしたら、誰かが「国会議事堂!」 ああ、そうだね、国の中枢をピンポイントで… これは効果的… だろうか?  …最初から機能していないモノがダメになったって何の不利益も無い、って事は無いかなあ? あの、自国を敗戦に導いた国を経済的に脅かす存在となった国だもの、中枢をやられたら、タガやアシカセが外れて返って国力が2~3倍! なんて事は… あう、不謹慎でしたでしょうか? …いや、かなり不謹慎。20170418+

学校の怪談

 学校の怪談とかでさ、教室で生徒が行方不明になってる、ってのがある。毎年、生徒がその教室で行方不明に… 闇の世界に引き込まれて… とかね、アハハ! そんなバカな事、ホントにそんな事あったら警察が… と思って、でも考え直した。
 ここ20年でイジメで事故で殺人で何人死んでる? 学校が関係して何人の子供が死んでる? アハハ、じゃないよ! 「学校の怪談」なんて言ってる場合じゃないんだ、超常現象なんて起きなくても子供が死んでんだ、妖怪やオバケじゃなくて原因は… これが怖くなくて何が怖いんだ? 妖怪? オバケ? ホントに怖いのは何だ? 子供がこんなに死んでんだぞ! ヘンじゃね? これ。20170101-2

おばけごっこ

 …最近の娘のブームは“おばけごっこ”なんだ。3歳半の大きくなったとはいえまだ小さい身体でシーツを被り「おぉ~ばぁ~けぇ~だぁ~ぞぉおおお!」と精一杯オドカす。「きゃあ~!! こわい~!」と驚き、怖がり、ふるえ上がらないと不機嫌になる。困ったブームだ、疲れる。
 今日も玄関の鍵を開けると、残業でかなり遅くなったのに、娘はまだ起きていて、ほら、トタトタと廊下をコッチにかけて来る、白いシーツを被った小さなカタマリ… が、アレ? 小さくない? 大きいし、シーツの下で動かしてる腕はやけに長く本数も… 5本? いつもは大半を引きずってるシーツの端が… あああああああ! あれ!
 ホントの恐怖から我を忘れ、振り払う腕がシーツをつかみ引きはがす。驚いた顔の娘が、シーツの下から現れ、ポカンと私を見上げたあと急に涙目になり、口をゆがめ… 「ふぇええええ… パパがぁあ」遅れて出迎える妻にしがみつく。「おー、よしよし。パパの方が怖いねぇ」娘を抱き上げ頬ずりし、玄関タタキで茫然とする私に妻が言う。「い、今のは…」「ママにならったの」娘が答える。あらら、と妻。「ああ、秘密って言ったのに…」「そーだった」娘がテヘをする。習ったって… 秘密って… 聞きたい事がたくさん頭に浮かんだが、聞いちゃいけないと本能が警告する。夕食は? と妻に聞かれ「食べる」と答えた。けど… 20170419+

そこに居た

 友達と歩いている、昔の友達と並んで歩いている。夜の海岸、砂浜。でも夢だとわかっている。その友達は5年前に死んだ、もうこの世の人ではない。懐かしい話をして、昔の話をして、仲の良かった頃の思い出を語り、ああでも夢なんだ。やがて話題もとぎれ、沈黙が、静寂が、波の音だけが辺りを支配する。 …もう、そろそろ、お別れ、夢の覚める直前のあの、中間の世界。夢の世界だという自覚が強くなり、そろそろそろと現実が忍び寄る。そんな、でもまだ夢の世界の海岸で歩みを止めた友達は私と向かい合い、今までの口調と違う太くハッキリとした声で「 …で、なんで殺した?」 え? 私が? 君を? 
 眼が覚める。一切の弁明も許されず。午前4時30分、ベッドの上で半身を起こし、こめかみを押さえる。ああ、やっぱ… あの時、 …俺が? 20170418-2+

生徒間犯罪対策法試案

 あんまりみんな言わないけど、ひょっとしていじめっ子だってこのユガンダ社会の被害者かもしれない? ならば、キッチリ治療してあげるべきと思う。この時代、いじめにもスマホ・ケータイ等の電子情報伝達機器が使用されているだろうから、人工知能的なモノを使ってその洗い出しに全力をかける、のは可能だよね。ホントの人間の先生や親はその本来の仕事に忙しいんだろうから、こーゆー作業はAIにまかせましょう。その代わりどうぞ有用な、自分の子供や生徒の命よりも大切な仕事にかかりきりになればいいのだ、人間は。 で、通信内容、使用されている単語、その他様々な事柄からいじめを感知したら、そのいじめっ子、もしくはイジメ集団の全ての通信を遮断し移動の自由を制限。一部とか甘い事言ってはダメ、全て。状況凍結。んで収監し事実関係をもう一度捜査、だってハメるってイジメも想定できるからね。厳重な警察並みの組織の調査の結果、黒なら! その子はいじめられていた子の生活域から半径300km立ち入り禁止とするのだ。GPS使えば簡単だよね。指示を無視して近寄った場合、事前に手術で埋め込んでいた筋弛緩薬物が自動的に体内に注入されるシステムが作動して、行動不能とする。事前の警告はもちろんあるけどね。これストーカーにもいいかもしんない。んで、ああ、最悪の場合によっちゃあ国外退去ものだね。それでもだめなら、イジメの時最も興奮してる脳細胞の特定をしてそこを破壊もしくは切除施術を行う。これでいじめっ子をイジメの地獄から救うのだ。ハレルヤ! そして、もちろん責任問題。本人保護者兄弟を含めた関係者がこの事件でどのような状況になったかを報道許可する。当事者含めた一部関係者のプライバシー保護は無期限猶予される。加えて、イジメが発覚した時点で保護者には強制的に記者会見の義務が生じる。通学先の先生だけじゃない、保護者。つまり製造者責任が問われるのだ。抑止力としては卑怯な方法だ、と思う。けどイジメだって卑怯じゃないか、いいんじゃない。この様にしてイジメを撲滅するのだ! 徹底的に! ってのはイジメじゃないのか?  …ま、いいか。イジメる奴なんてイジメていいのだ。 ? これでいい? ホントにこれでいい、のかなあ? 20160830-3

ムカイド

 昔のバイト仲間にムカイドって奴がいた。能力はあるんだがヤル気はない、当時の俺はヤル気はあるが無能、2人合わせて一人前。って雇い主は、さっさとクビにしたい奴№1と2だったんだろうけどね、俺達。性格も違ったケドなぜか気も合って一緒に酒飲んだり、車飛ばして遊んだりしてた。深夜の高速運転中に「ね、眠くなってきたから… アクセル踏むのにゃ~!」この緊張感が覚醒を、なんて理屈をぬかす、なんかヒョウヒョウとした、飄々じゃなく、ヒョウヒョウ(つまり安っぽい)な男だったけど、いつも遠くを見てるような。でも軽薄な。
 ある日バイトに来なくなって、それっきり。半年後に再会したって言う知人、あの職場の先輩から話を聞いた。そしたらアイツ、「一緒に逃げて」ってすがる女と北海道に行ってた、んだって。道行かよ。かなわぬ恋が身を焦がす、か? は、あははははははははっは! ああ、そーゆー奴だったなあ。いま、どーしてんだろ?
 って話から、もう何年? コッチはもうとっくにソコを辞めて次の職場、正規社員だぜ! してた。で、ある日偶然出会った、あの知人の先輩から話を聞いた。彼はスタバのカフェテーブルにカプチーノを置いてくれて、しばらくしてから喋り出した。「ムカイド死んだの知ってる?  …高所作業の仕事で、3階から落ちた」 あのバイト先に復帰というか再雇用されたのは聞いていた… でも。 …ああ、だから! そーゆー奴なんだって、なぜか、この世界に、この社会に、繋がりの薄い、存在感の無い、あまり喋らない、優しそうだけど人をやんわりと拒絶する… そんな男だったから…
 はは、泣きもしなけりゃ、笑いもしない… ただ、ああ、もうアイツはいないのか、ってだけ。いやいや、正直ちょっとホッとしてる? ひどいな、今現在の俺。けど、よく考えると、奴の死に顔を見たわけじゃない。 「タチバニャ~、ヤニくれぇ~え」って煙草をせびる、にやけた顔がアシタ通勤の朝の道、あの角を曲がったら… 出てくる気配が0%という気はしないけど、でも残念、わたし… じゃない俺、煙草はもう、やめたの。20170414-2+

いちげんさん

 一見さんお断り、の店がある。有るけど行った事が無い。だって何のツテもコネも無いから。きっと何代も続いた由緒ある店なんだろうなあ。けど少し経ったら閉店、潰れてしまった。聞いた話によると客が誰も来なかったんだって。 …ああ。そうかぁ… でも、ホントの一見さんお断りの店だって、開店したばっかりの時って… どうしてたのかな? あ! それで生き残ったぐらいだから、とてつもなくとんでもなく美味しいモノが出るのかな? 一見さんお断り、恐るべし。イヤイヤイヤ、だから最初の客って、理論的に… お! 関係ないけど、一見さんお断りの店で客引きしたら… 怖いな。20170406-2

リプレイ

 体調が悪かったんで有休を使い仕事を休み病院へ行った。診察後に院内薬局で名前を呼ばれ薬を渡される。薬の説明がグダグダダラダラ続くんだけどハッキリ言って病気でしんどい頭フラフラなのに聞いて理解などできるもんか、ハイハイ適当に答えて薬を受け取りロビーを突っ切り玄関から出ようとする時、アレ? また俺の名前、呼ばれた?
 でも、余裕のない時、俺はタイガイの事を無視してるからそのまま帰宅したのさ。で、薬袋に書かれた指示通り、夕食後、ってインスタントの袋麺だけどね、キャベツのざく切りはいれたけど、薬を出して… オイ、これが現代の薬か? と思うほどデカい。デカくて黒い。足の親指の先、爪のあたりを丸薬にした? そんな大きさ。ヒトクチサイズのアーモンドチョコってとこ? それを苦労して飲んだところが… 急に気持ち悪くなってきて… で、ああ、明日も休むかな? とりあえず今日は寝ちまおう、と思ってベッドへ行ったところで、ピンポ~ォン チャイムが鳴り終わらないうちにドアが開く。アレ? 施錠した、よね。ドアノブがゆっくり? と回り、ドアが開き、来客が、望まぬ客がドォカドォカ入って来た。オイオイ靴ぬげよ! え! 拳銃? を出して俺に向けて撃つ。けど動きはスローモー、解かるアノ薬のせいで体内情報伝達能力は通常の12倍、放たれた弾丸さえ避けられる。んで、読心術? そんなのまでもが身について俺がヤバいというのはまるわかり… 逃げなきゃ組織に殺される、そこまで理解して、ああでも俺は死ぬ。能力に、薬で得た能力に心臓がついてイケないんだ… マラソンでも日課にしといたらもう少しは… あ、心臓破裂。 ってとこで意識が戻る。時間が遡った? 飲んだ薬のせいで未来を見た? それとも生存してる過去へ飛んだ? ヤバ! って事は、ピンポ~ォン チャイムが鳴る。20160321-2

忘れたくても思い出せない

 怖い話、って言えるのかなあ。 …ムカシ建設関係の仕事してた親父が、話してくれたの。今使ってる多くのコンクリートって海岸の砂使ってんだ。で、海の砂だから当然塩分が入ってるんだけど、塩分は無い方が良いんだ。鉄筋が錆びるからね。耐用年数が… つまり長持ちしないんだ。でも、洗浄して使用、ってのはコストがかかるし… そのうちみんなボロボロボロッ! って話してくれた。子供にする話じゃないよね。だから …ホントかどうかはわからない。調べる気もしない。親父の勤務先は大手の建設会社だったから、かなり広範囲の物件の事を言っていたんだと思う。ビル、ダム、橋、その他いろいろなコンクリートを使ったモノ…
 ああ、そーいえば親父は近所の駅の南口しかないのを「ああ、そのうち北口も出来る」と言っていた。予言は当たったが時期はかなり遅れた。34年くらいズレたかな? コンクリートの崩壊もそのくらいズレるとして… アレ聞いたのは俺が何歳の時だっけ? …思い出せない。けど、そろそろ… 20170411-2

遠距離通信

 昔、親父がトランシーバーを持って帰ってきた。職場で不要になったモノ、工事現場で使う様なごっついヤツな。捨てるんなら子供の玩具に、ってんでもらったそうだ。そりゃ納得。トランシーバー1台じゃ確かに役に立たないもんな。電池はまだ生きてたから、スイッチを入れるとソレっぽい雑音がして、ってかホンモノの音がして俺は「オウトウせよ!」とか「リョウカイ!」とかハシャイじゃってもうタイヘン! だったんだって。
 もちろんその夜は、布団の中にも持ち込んで、母親は嫌な顔をしたけど俺はお構いなしで布団のトンネルの中で「キンキューシュツドーねがいます!」なんて遅くまで騒いでた… らしい。そんで、母親が最後に俺の寝てる部屋を覗いた時には、静かになってたんだけど、まだ布団の中で通信ゴッコをしてるみたい。聞き耳を立てると「うん… でも… まだ行かない。お母さんに聞いてからでないと… ナイショなの? いいトコロ? オカシいっぱい? おもちゃも… う~ん、でもお父さんにおこられる」なんて俺がブツクサ喋ってるんだって。母が布団をはがして「何時までやってんの。もう寝なさい!」と、トランシーバーを取り上げたんだけど、予想外に「うん…」っておとなしく寝たらしい、俺。そのあたりの事はいっさい記憶に無し。
 翌日、母親が親父にあれどうして捨てるの? って聞いたら、あのトランシーバーもうカタイッポは山の中、だって。雪崩で倒壊した作業小屋の備品だったらしい。死んだ人はいなかったらしいけどね。母親が高校生になった俺に教えてくれた。でも… もちろん俺は憶えちゃいない。
 ところで… まあゼッタイ聞いてもダメだろうけど、の感じで母親が問うてくる。 …で、さあ。オマエ、あの夜、布団の中でダレと話してたんだい? 母の目は笑っていなかったけど、だから俺ナニも覚えちゃいないんだってば! 20170410+

太陽の影

 昔、子供の頃。みんなして河川敷で遊んでた。 …小学生の低学年、だったからアレは… 九州? 夏の暑い日、でも子供は元気に走り回る。そーいや、あの頃って水分補給なんてしてたか? ああ、オレたちよく生き残ったなあ、なんて考えちゃう様な暑い日、河川敷の小学生の非公式野球ならできちゃうくらいのスペースの空き地。走り回ってると急にヒンヤリするんだ。辺りの日が陰る? あれ? ナンなんだ? なんて首をかしげてると、「おおーい。こっち来てみろぉ!」土手の上の仲間が叫んだ。土手に駆け登ると日差しが戻る。暑い、いままでいた空き地、河川敷を振り返ると、大きな丸い影がある。うお! 空飛ぶ円盤! UFO! そう思って空を見ても何もない。太陽が照り付け、彼方に積乱雲が育ちつつある夏の空。う~ん、と悩んだ俺達はひとつの結論に達した… 「アレは太陽の影!」 そこにいた奴等みんな納得した。 …ガキだったからな。オマケにバカ。
 太陽の影は、それから5分くらいでだんだん小さくなって消えた。20170411-2

眠り

 聞いた話なんだけどさ… 子供が夜、家からこっそりと外出する。親は仕事で疲れてその事を知らない。でもやがて親は子供の変化に気付く。子供は以前ほど無駄口をきかなくなり、どこか少し… 大人になった雰囲気。夜の外出も親の知るところとなる。しかし賢明なる保護者はあわてて問いただす事をせず、夜中、外出する子供を尾行する。子供は24時間営業の巨大カラオケ店に入って行く。驚いた事に他の多くの子供達も一緒だ。経営者はなぜ未成年の子供達の深夜入店を黙認するのか? 親の疑問はすぐに溶けた。カラオケ店のカウンターにいたのもバイトの子供、未成年だった。そして彼等はそこで、そこで、そこで… 何をしていたと思う? 勉強? 子供の帝国を組織? それとも… この腐れ切った世界を変える運動? 革命的活動? いやいやいや… みんなくたびれて居眠りしてたのさ。カラオケ店の個室で、ただみんな、別々に、眠っていたんだ。家ではなぜか眠れないんだ。ここで初めて安眠できるんだ。って事で… ホントに安心できるのはここだけ、子供が俺に答えてくれた。 …ああ、これからドウなるんだ? あは… これからぁ? 未来なんてあるのか? 20150827-5

存在理由

 クジャクのダンス。踊る鳥は見る者がいなくとも踊るのか? たぶん鳥が踊るのは求愛のダンス、だ。ならば見る者がいないで踊る事はあり得ないけど、本能が突き動かす衝動に従って踊るかもしれない、見る者がいなくなった世界でも。 …じゃ、人は?  …踊るよ。人は求愛の為にも踊る。本能でも踊る。でも、もっとしょ~も無い理由でも踊る。踊りたいから… って理由で。それが誰に届かなくても、俺が踊りたいから。 …人の意志って、時に哀しい。でも、それに価値を見出さないでどうして生きていける?  …だから、俺は駄文を書くの。20161103-2

狼が来た

 たとえば、今、ヒトラー暗殺なんて話を聞けば、これをテロとは思わずに正義の行為と感じちゃうよね。でも、今、某総理大臣が、某大統領がアブナイ奴、これから先の世界を恐怖と絶望のどん底に突き落とす、と判断して暗殺… と聞くとこれはテロだよね。けど、超能力や予言なんかじゃなくても、ビリヤードで球の行先を読む様に、それなりの学問を積み情報を集め熟考すれば多少の未来は予測がつくと思う。その上での行動だとしたら? で、暗殺の結果で世界は変わってしまうから殺した人がヒトラー的な人かどうかは永遠に不明。自分だけが地獄の未来を換えられる。あの男を殺せば… 自分が殺人者となれば… 自分だけが泥をかぶれば… ああ、そー考えると怖いな。 …あれ? なんかデジャヴュの感じ。 …ああ、これ、スティーヴン・キングの「デッド・ゾーン」? 20170407-2

エリザベス

 昔住んでた家の近所に白猫がいた。ホント真っ白でケッコウ巨体。ある日、でっかいエリザベスカーラーっての? 傷口をなめない様に動物の首に付ける保護具、アレを付けて俺ン家の塀の上にいたんでギョッとした。で、それからその白猫をエリザベスって呼んでたんだ、俺は。
 そんで、またしばらくたったある夏の夜。残業後の御帰宅時に塀の上を見るとエリザベス。白くてデッカイから夜は目立つんだ。もうあのカーラーは外されてたんだが「よっ! エリザベス! 元気?」と声をかける。もちろんいい歳した成人男性独身が猫に声をかけるんだ、辺りに人がいないのは確認済み。 「いいや」 …え? 振り返ってエリザベスを再確認。いま、なんつった? エリザベスは腰を上げ塀の上をゆっくりと歩み去る。振り返りもしない。でもその前に見せた顔は、猫がする眼が八の字の逆になった様な目を細めた癒し系の笑顔ではなく、俺の方を横目で見つつも口角を片方だけ上げるニヤリ、って嗤い。「おい! 待てよ、今…」ついマジに声を出しちゃったけど、やはり振り返りもしない。「いいや」は「にゃ~」の聞き間違いかもしれないけど、あの顔は… 20170408

存在

 職場で昼飯食ってボケッと窓の外を見ていた。2階分くらい下に隣のビルの屋上が見える。その時ちょうど、予報どおりに雨が降りでして、そのコンクリートの屋上にボツ、ボツ、ボツボツボツ… と黒く雨粒の跡が付き始める。やがて屋上一面が…  …あれ? 屋上の一ヶ所、この窓から見て奥の一角にキレイに直径1mちょっと? くらいの乾いた円ができてる。アソコなんで雨が降らないの? 上空を見ても何もない。
「なに見てるの?」通りかかった同僚のフタツキさんが声をかけてくる。「いやホラあそこ…」 屋上のその場所を指差した途端、ボツボツボツボツ… そこにも黒く雨跡が付き始め、僕はイヤなんでも無い… と言葉を濁した。 …わかった、移動したんだ。20170407

三人

 深夜、住宅街を歩く男達、若い。職場の同僚といった風。酒席の帰りなのか長身細身の男は饒舌。「だからさ、あの事業計画には専務の意地がかかってんのよ、でも今頃IoT市場に参入なんて、もう現場じゃどこで落として損害を最低限に出来るかしか考えて… 聞いてる? タチバナ!」 隣を歩く男は喋りまくる男の顔を正面から見て「ああ… 聞いてる。 …けど、オマエ大丈夫か? 俺はタ・テ・イ・シ。 …タチバナって誰だよ?」 沈黙。改めて相手の顔を見る喋っていた男。街灯の光の中で歩みを止めた2人。互いの顔を凝視する。そこにタチバナはいない。クスクスクス… そりゃそうだ、タチバナは俺だからな… 20170401-2+

安全講習会

 あああ、登山安全講習会で死亡事故… とても哀しい。一番あっちゃあいけない事だよなあ。でも雪山で、ビーコン? 必携のツールさえも持たさずに、訓練? 安全講習会なのに? 講師の人はそーゆーモノも用意しないで、いったい何を教えるつもりだったんだろう? ひょっとしたら、努力や根性でサバイバル、そんな事を教えようとしてたんだろうか? 今時。そりゃあ、登山家やスポーツ選手、いやいやいや、人はみんなメンタル面も鍛える必要はあると思うけど… でも、なんか違う気がする。ソレとコレとは… 
 そんでもって、安全講習会に、予算とか準備に手間がかかるから… ってんなら、ワザワザやらなきゃいいのに。実施するからには完璧を目指し、いい加減な事しか出来ないならやらない方が良いのだ。それか、どっかの講堂で座学で教えればいい。 「ハイ、テキストの12ページ開いて。雪山でのラッセルの注意点は…」とかね。それならだれも死ななかった。でも、誰が悪いとか責任者出てこい、じゃない、そんな事言っても、もう仕方がない。いや、そーゆー追及も必要かもしれないけど、それはとりあえず置いといて、登山って「己を知る」って事が大事じゃないの?
 「山を知る」のは当たり前の事だけど。特に教える立場の者、指導者は自身の劣化を知る事が最も大切じゃないのか? もう教えられないのなら潔くその地位を離れるべきじゃないのかなあ? 自身の能力の把握って登山では一番大事な事だと思う。自分がこれから挑戦する事を最後までやり遂げる事が出来るかどうか、出来ないと判断したら退く勇気も登山には必要じゃないのか? 身をもって教える、とはそーゆー事じゃないのか? と言っても私は登山しないんで、コレが正しいかどうかはわからない。これは、ただの素人のボヤキでしかないけどね。 ああ、でも、しかし… 人が死んでしまう、って本当に取り返しがつかない事だよなあ。いままで大丈夫だった… その言葉も哀しい。20140403-2+

収縮

 頭痛が酷くて右手の親指と人差し指で両のこめかみを押さえたんだが… アレ? 指が余裕で… 俺の頭って小さくなってない? 小顔? アレアレアレ! ウフ! 女の子にモテモテかなぁ! なんてバカな考えが頭を過ぎったけど、頭痛が治んないんで医者に行った。
 検査結果を見ながら医者が言う。「あー、頭蓋と脳細胞が収縮してますね」 え! それって… 「おめでとう! 小顔でモテモテですよ!」よく見るとニコニコ笑ってる、医者の両肩の間にあるモノは俺よりも確実に小さ… って事は、症状進むと中身は腐るんかい! 20170401+

闘場

 闘鶏だと思った。アジアの小国を独り旅している時、小さな獣を争わせている。男達の歓声や罵声が入り混じり、手に握りしめているのは紙幣? 独特の脂が焦げる臭いが、辺りを覆い尽くす。小さな小さな獣… 歌わされ、戦わされ殺される獣は、アレはどう見ても鶏の異装をした子供。小さな小さな子供。爪先に固定された金属の爪が光り、振り回され対戦者の喉に… これは… 声を発するその前に、その場の全員が私を見る。不自然な静寂、居心地の悪い時間。巨躯の男がこちらにやって来る。左手で私の肩の向こうを指し示す。去れ、の意思表示。私が踵を返すと、背後に歓声と罵声が戻る。 …今でも思い出す。男達は山の様に大きく、子供達は極端に小さい、小さい。まるで、女児が遊ぶ着せ替え人形の様に。そして流れていた血の色は 20170330+

人間の症名 =俺は怒ってるのかもしんない=

 どっかの市長が市議会で、将来は子供への読み聞かせを職員やボランティアでなくAIにさせるようになる、と言ったんだって? なるほど。某SF小説で保育ロボットが「すぐ疑問をヒトに聞くんじゃないよ。まずは自分の頭で考えてみよう」と子供に諭す場面があった。まあ、この様に将来創造される高度なAIになら、その程度の認識の市長に読み聞かせされるよりは良い子が育つかもしれない。ヒトを育てるのはヒトだとわかっていない人よりは。その市長の思考回路は、子供にとって今現在のDVDやスマホのレベルなんだろうと思う。だから乳幼児はこの市長との付き合いは1日1時間以下にしておいた方が良いかもね。20170401+

4月のバカ

 今日は、今日だけは嘘を吐くのをやめよう… 久方ぶりの休みだし、清く正しく美しく、この休日を過ごそう。去年はリニア新幹線がこの地区を通る、その前は全市あげて禁煙都市宣言が出されてタバコの販売も自宅での喫煙も禁止に、そのその前はうちの会社のイメージキャラクターがアニメ化決定! … そんな嘘を吐いて世間を騒がせ、今深く反省する所存です。今年は無し! 嘘は吐きません! …ああ、もう嘘を吐いてしまった。20170401

プロフィール

Author:KU2
 改行が嫌いです。嘘とイイカゲンが好きです。…改めまして、FC2ブログへようこそ!

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