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地獄

 昔… なんかで読んだんだが… 日本の昔、江戸時代? の話。旅人が荒野を歩いている。すると出会うんだ、タタミ2畳ほどの池、いや温泉? 男が首まで浸かっている。ナニをしてるんですか? ひょっとしてキツネにでもたぶらかされて… いえいえいえ、ソンナンじゃありません。気持ち良いんですよ。こうしていると。でもね、こうして少しでもこのお湯から出ようとすると… すごい苦痛が襲うんです。 ええ? 信じられないなあ、旅人は言って人差し指を湯に浸ける、すると! 得も言われぬ快感が身体を貫く。ああああああ、❤ けれども、湯に浸した指を引き上げると、死ぬほどの苦痛! 地獄の業火で焼かれるような! 湯につかった男が叫ぶ! 指を切り落とせ! 旅人は持っていた合口、短刀で自分の指を切り落とす。 …苦痛は続くが、先ほどの、指が付いていた時の苦痛よりマシ… 何なんだこれは? これが異界、この世のモノではない世界のイザナイなのですよ。首の男が言う。私はもう首まで浸かってしまった、これから何かあれば、湯面が動けば… 頭のテッペンまで… もうお湯から上がれない。旅人は湯の男と別れ先に進むが振り返るとあの湯に男の首は見えなかった。最後まで、ヒトオモイに…  …そして旅人は数年後都会の一角で深夜、首の男と再会する。男はあの時指を切れなどと言った事を笑いながら詫び、一緒に来ないかと誘う。旅人は… ああ、この男の全ては変わってしまった、私を救ってくれた男はすでに異界の、手下の様になって…  こうして人が避けなければならない多くのモノは誘惑と共に我々の近くに漂っているんだよ。すぐそこに。 本当にすぐそこに。って話なんだけど… 聞いた事ある? 20170717++
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