FC2ブログ

バス停の妖精

 学生時代山歩きをしてた。根性無いから、ああ体力も技術も財力も無いから低い山ってか、人のいない所をリュックかついでアッチコッチ歩いてた、んだ。当時からヒト、人間が苦手だったから。 …山歩き、じゃないな、こーゆー事に詳しい人なら「ああ、それは『徘徊』って言うんだ」なんてのたまうかも知れない。 クソッタレ!
 そんなある日、どっかの山奥のバス停の待合室? アレなんて言うの? バス停待合小屋でいいかなぁ? 昔のバス停には後方に雨風日差しや寒さをしのぐ小屋があったんだけど… まあ、そこで寝てたんだ。夏だったからシュラフは使わず、小屋の中の備え付けベンチに敷いてその上に寝てたんだけど、夜中に出るのさ、来るのさ。プ~ン、ってのが。ハハ! オバケだと思った? そんなんじゃないさ、プ~ン、さ。耳元でかなり大きな音になったんで、すばやくバシッと、 手の感覚がでかい! 人の頬を叩いたような! ナンなんだ! 枕元の懐中電灯を手に取り点灯 「ナンじゃこりゃあ!」ナニカを叩いた左手が真っ赤! 鉄臭い、血のニオイ。俺はナニを叩いてつぶしたのか? 小さな懐中電灯だけではわからない、見えない。プ~ン、扉の無い小屋の外、懐中電灯の光届かぬ四角い闇の向こうからプ~ン… 羽音じゃない? 声? ヒトの? いや、いやいやいや。そんな事はない。ゼッタイ… 無いと良いな。で、外が明るくなるまで起きていた。プ~ンは空が白み始めると聞こえなくなったけど、それから。荷物の中に蚊取り線香を加えたのは。…これで、大丈夫だよね? ね? 20170721-2+
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

プロフィール

Author:KU2
 改行が嫌いです。嘘とイイカゲンが好きです。…改めまして、FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR