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かげろふ

 季節は春。休日の午後、近所の結構大きい公園のベンチで文庫本を開いている。私にとって振替の休日だけど世間では平日だからか、人は少なくいい気分。 うるさく走り回る子供もいない、はずだったんだけど… 「あの~ チョットすみません。」4歳? 5歳? 子供の年はわかんない、産んだ事も育てた事も無いから、けど、そのくらいの年の女の子が真剣な顔してが目の前に立っている。文庫本を閉じて、「はい、何ですか?」と応え、なあに? って顔をして子供と向き合う。「お姉さんは… あの… その… オバケとかユウレイっていると思いますか?」真剣な顔して聞いてくる。人生の大問題! って感じ? 「う~ん、難しいわね」真剣に悩んだのは、どう答えたらこの小さなインタビュアーのためになる? と思ったから。結局、子供を無用に怖がらせてはいけない、と考えて、お姉さんはいないと考えてる、と答えた。 …でも、女の子は、今にも泣きそうな表情で「みんな、みんな、みぃんな、いないって言う! じゃ、私はナンなの?」 あ? 女の子の向こうの芝生が透けて… って事に気付いた時には、もうそこに誰もいなかった。20170805+
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