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 どこだか知らない。忘れた。とにかくあちこち飛び回って、いろんな国を回って回って、その中の… どこだったっけ? まあ、いい。かなり貧しい国で、それでも人々は歓待してくれて、文化も習慣もいろいろな事が全く違う人々の歓迎の宴で相棒が呟いた… 「父さんの、味がする…」 はあ? 出された酒、だと思って飲んでいるモノのアルコール度はそんなに高くはないが、回って来る煙草、だと思って喫っているモノはひょっとして… 私も相棒もかなりイツモの自分じゃなくなっていたので、「あはあ、キミの親父さんは料理をするのか、こんなサイハテの国の料理を作れるなんてすごいな!」 「ちがう! 父さんは料理を作らない… 作らなかった。でも、これは、あの時の… 父さんの…」 そう言えばこの集落は狩猟の習慣も畜産の施設もない。なら、この肉は… 相棒のこんな事が再び… って哀しげな表情が眼に焼き付いたけど、それ以上に忘れられないのは、心と舌に刻み込まれたのは、この… 肉の… 美味さ。20170901
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