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アスモアールⅣ

 見知った放課後、夕方のダレモイナイ教室。パイプ脚の学校机と椅子が並ぶ。教壇、と言ってもホントの段は無いけど、正面の方の黒板に星、★を描く。2つ、同じ高さに適度に離して。3mくらい離れて右眼で右側の星を、左眼で左側の星を見る様に… そう! ステレオ写真っての? 立体に見える奴。あれで星がひとつに重なる様に見ていくと、黒板の雑多な細かい傷や消し残しが重なり合ってそこに入口が引っ込んで見えてくるハズ。そこでヨイショと黒板を乗り越えて先へ進んでいくと… 隣の教室へ行けるんだ。バカらしい? そんなヤヤコシイ事しないで、廊下に出て歩いて行けよ? ふん、ここ、この教室が三階の校舎のはしっこ、5年1組の教室でもかい? 隣のクラスがそこには無いはずの5年0組の教室でもかい? こうして僕は“ツギノセカイ”ってよくわからない世界に足を踏み入れた。オレの宝物、と言っていいコミックス「アスモアール」全4巻を貸した親友が急にヒキコモリになり、返せと家に怒鳴り込んだら、トモダチにマタガシした、なんて言いやがる。そのトモダチは… この世の人間ではありませんでしたああああ… クソッタレ! 5年0組の… なんだ、ヒトシミリ? それがヤツの名前か?
 で、僕はこうして自分の漫画を取り返すための取り返しのつかない旅に出る事になってしまった事をまだ知らないで旅に出てしまったのだった! クソッタレェェェェ! 20170225-2+
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