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飛頭蛮

 暗月の光無き海岸線に佇む。寄せては返す波の音ばかりが聞こえる。やがて目が慣れて、星明りか、わずかなながらの光で、波打ち際の砕ける波が見える様に、なる。遠くに見える様になる。そして… 見える。海から上がって来る「ヒト」。白い身体が、何も身に付けぬ身体がボウと闇に浮かぶ。ひとり、ふたり、さんにん… 表情の… というか、顔が、頭が無い。首の太さのまま先細りの、まだ使っていない筆の先の様な、白い、魚の腹の様に白い… よにん、ごにん、ろくにん… そんなモノが両肩の間に生えた「ヒト」。ひちにん、はちにん… あとひとり、来たら、今夜はオシマイだ、さあ行こう。この世界の事を教えてあげよう。今までの世界の事は、忘れて暮らせる様に、空からやって来る「アタマ」も紹介してあげよう。こうして昔から私達はナカヨク暮らしているのだもの。2人そろえば、2種類のイキモノが適合できれば、我々はここに住む人間にそっくり。この中つ国で暮らしていけるのだもの。私達の様に。20171112-2
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Author:KU2
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