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死因

「お疲れ様でしたぁ。後の事は任せてください、 って言っても御心配かけるかもしれませんケド…」 おいおいおい、それじゃ困るよ、私が大げさに応える。皆がドッと笑って私の退職送別会は終わった。午後8時、2次会は無し。普通の飲み会より早いお開きだが、会社の方針で、2次会は家族と、これまで支えてくれた、家の人としなさい、とのこと。確かに、特に私の場合は。中学でヒキコモり、高校で荒れて、でも大学は何とか卒業し、やっと就職した先がブラックで、おまけにわけのわからない分裂騒ぎで会社は2つに割れ、どちらからもハジキ出された私は、2度目の就職活動で七転八倒南船北馬… 再就職後に結婚もしたけど、決して幸せが2倍に不幸が半分に、とそんなに上手くはいかず苦労と辛苦の連続。ここまで生きてきたのが奇跡と言っても… 駅から歩いて20分。角を曲がると、15年前にやっと手に入れた小さいながらも我が家の灯りが。ああ、これからは妻とふたり… 目が覚めた。湿ったベッドの中。小汚い部屋。俺は… ああ、ゲ! まだ14歳、だ。 思い出す、三日前から不登校。昼夜逆転の生活。今見てた、リアルな、現実としか思えない夢が、長い夢が、俺の人生? あれを、繰り返すのか? もう一度… もう一度? 場合によってはもっとひどい人生? 「もう… いやだ」俺は呟く。 だから、リプレイはない。 20171203-2
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Author:KU2
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