2018/06/24
いちばん
ずっとむかしからあたりまえだとおもっていたこと。おかあさんとおとうさんとわたしがいておかあさんとおとうさんはわたしがだいすき。わたしもおかあさんとおとうさんがだいすきでどっちがいちばん? ってきかれたらおかあさんっていうのはおとうさんにひみつだよ。でもおかあさんとおとうさんがだれがいちばん? ってきかれたらわたしわたしわたしぃいい! ってこたえてくれるにちがいないよまちがいないよそうだよ! でもあるときからおかあさんとおとうさんのようすがへん。 …わたしとあそんでいてもわたしとはなしていてもわたしをみていない。どうしちゃったの? おかあさんとおとうさんのいちばんはわたしじゃないの? わたしをみて!そんなあるひのごごにおうちにやってきたアイツ! すべてがわかったアイツのせいだ! アイツのせいでわたしはおかあさんとおとうさんのいちばんじゃない。あのちいさなおさるのアイツがいるせいで! あいつの! あいつが! わたしのおかあさんとおとうさんを! たいへんそうにくたびれてつかれてわたしのおかあさんとおとうさん。かわいそう! …だから!
…きのかこいのなかでうごかなくなったしずかになったアイツをみてヤッター! みてみておかあさんとおとうさんこれでむかしとおんなじわたしがいちばん! だけど… ひめいがきこえてきこえておかあさんのひめいがとまらなくておとうさんがおこってさけんでわたしをつるしあげてぶってたたいて、いたいいたいいたい! どうして? ないてどなる! 「あああああ! この犬畜生の分際でぇ! 俺の俺の俺の息子をぉおおおお!」 おとうさぁん? 20180602-2+
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