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姥皮

 醜い女だったから命は助かった。昔、かなり裕福な家。母親が死に、後妻が家に入り、子供が生まれ、邪魔になるのは、波風立てるのは、前妻の娘、とされてしまう。家は追われるが殺されはしない。醜いから。庇う者がいない、派閥が生じない、争いにならない。そこで流れ流れ都へ、都でなら、何か生きる術が、そこで御大臣に拾われ、それも醜さゆえ、この容姿なら屋敷内女性陣の力関係に影響は… しかし、時を経て、醜い娘は本当に醜かったのか? それに気付いたのは御大臣の息子。媚びない自然の立ち居振る舞いは、沢山の思惑を持ち行動する屋敷内の女性達とは全く違っていて、新鮮だった。自然な所作の新鮮な驚き。息子は醜い女の虜… 全ての障害を克服し、息子は醜い女と結ばれた。 …でも、本当にその女は醜い? 成長し、歳と経験を重ね女性は輝きを持つように… いやいやそんな事じゃない、本当にこの状態になるまでに美の基準が、変わってしまったんだ。時代が変わった。パラダイムシフトが起こった。豊満な豊作をイメージする女性からスリムな活動的なイメージに、美はウツロウ… 醜い女が幸せになったのは、その美、もしくは醜さに縛られなかったから… 20181002+
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Author:KU2
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