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空白を埋める

 散歩してて角を曲がって、アレ? ああ、ここ、確か住宅が… でも整地されちゃったのか、と寂しく思う。ここもそこもあそこもむこうも整地されて、ダダッピロイ空き地が広がっている。あ! あんなとこの鳥居が見える。ホントに家が少なくなっちゃったんだなあ。空き家があるとタヌキやらハクビシンやらが増えて大変な事になる、お役所からの通達と税制改革で空き家が減って空き地が増えて… そしたら、ヒョコ! 空き地で動くモノがある。動かない様にして、気配を消して、私は岩私は岩ワタシは… って心の中でくり返してると、ヒョコヒョコ! 出てきた。ここにもあそこにもむこうにも。プレーリードック、っての? でっかいネズミみたいなアレが。ナニカがいなくなれば別のナニカがやって来る、これが自然ってモノなのかもしれない。「ワオ! アレ、ナンデスカ?」後ろで声がして振り返る。身体はニンゲンとほぼ同じ ―手足の指は6本だけど― 首から上がムラサキ色のブロッコリーのサポワダBさんの胸に下げた翻訳機に応え返す。「ああ、プレーリードック。ここら辺の生き物じゃありません。北アメリカの、アレ? リスだったかな? ネズミだったかな?」 答えになってないような答えだな、と思いながら。何秒かのタイムラグがあって「ワオ! ネズミ! ネズミキライデス! ネズミ、ドコカラデモキテ、カジル!」 ああ、植物系人類にとってはそーか、天敵か。でも、どこからでも来て、ってお前等もな。とは言わなかった、心の中で思っただけ。「ワオ! トコロデたちばなサン、5ガツノコウミンカンノオマツリデスガ…」 ああ、はいはい、私とサポワダBさんは実行委員なのだ。2人して歩きながら「 …だって椅子は50脚しかないんだから」無理難題を言うフラダンスサークルの話をする。けっこう背の高いサポワダBさんのカサの下はあまり見ない様にしている。ブロッコリー状の笠頭には慣れたけど、カサの下に不規則に付く眼球状の器官 ―グリグリ動く― にはまだ慣れてないから。20190102+
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Author:KU2
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