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イスルギの0

 大学時代、友人たちと海に行った時の事。二泊三日で、二日目の夕方、独りで海岸を散歩してたらイスルギがいた。同じ文学部の変人で、変人だけど、変人なりに面白い奴で、友人は多かった。でも、極度に人に触れられる事を嫌がる奴だった。過敏症?なのか、とか噂されてたけど誰も理由はわかってなかった。 「よう」ぼ~っと海を見てるイスルギの肩に手を置いた瞬間、それが見えた。闇に沈みつつある空に巨大な… アレは、ナニ? アレを表現する手段を持たない、宇宙人目撃者がテレビで見せる絵を嗤った事を後悔する。書けない、描けない、説明できない、表現できない… 一番近いのはクラゲの頭とゆーかカサのトコロをクッツケて上下に足が伸びているナニカ… それが3匹、空に大きく… 肩を回して振り払われた俺の手、イスルギから手が離れたらアレは消えて世界は普通、にもどった。「しゃべるなよ」イスルギが言った。うなずく俺に「で、ナニを見たんだ?」と訊ねて来るから「クラゲが…」「だから喋るな!」イスルギが俺を睨んで釘を刺した。
 …あ、約束破っちゃった。20190125+
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Author:KU2
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