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外来種

 晴れた日曜日、子供を連れて動物園に行く。いろんな動物の檻を見て歩き、子供に動物解説ボードを読んでやる。 「マンドリル:成体の顔は赤い鼻、青い頬と目立ち、昼でも暗い熱帯雨林で仲間を見分けられます」だって。これは見ればわかるよな、などとツッコミを入れながら。ウンウンとウナズキながら、でもドンドン先に進んで行く、子供は。 「ライオン:ネコ科には珍しく群れをつくって暮らしています」お~! そーいえばそうだなぁ、ほかのネコ科は群れないよなあ、勉強になるなあ。 やがて巨大な檻の前に着く。ほかの動物より頑丈そうな檻。ボードには… 「ジグ:陸上で2番目に大きな動物 狂暴です、触手に注意!」 ? ゾウ、じゃない? え? 2番目? サイかカバじゃなかったっけ? 触手? ナニ、その怪獣みたいな器官は? ガン! その時目の前の檻が揺れ、中の動物と眼が合った。7つ眼? 巨大な3点の∴に配置された眼は黄色く光り、その左右に2点づつ:∴:に配置された小さな4つの眼… 黒いゴツゴツとした鱗に被われた巨大なドーム状の身体、ゾウより、大きい? 5本の脚はその動きを予測できない。さらに不規則に動くのは3本の鞭の様な、触手? こ、こんな動物… 動物じゃない、これはもう怪獣? その獣が触手をなんとか檻の隙間から外へ出そうとしているのは、こちらを狙っている? 思わずつぶやく「こ、こんな動物、知らない… 」 でも、子供は「ボク知ってた! 図鑑で見た! でね、地球上でイチバン大きな動物は、ゾグ!」 そうか、これは2番目、イチバンは… 「アレ!」子供が私の腕を引っ張り、もう片方の手の指で指し示した方向は青空、ではなく遥か遠くの巨大な自立式電波塔が3本、と見えたがそれがどうやら3本の脚、さらにその上に球状の胴体が小さく見える。って事はかなり大きい? この世界はどうなって… よろけた私に「大丈夫かい? 父さん?」もはや子供ではない息子が腕を支える。そして私の老人の自覚も戻って来る。懐かしい動物園の記憶… 20190310+
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Author:KU2
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