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治療Ver.2.0

 鬱になる。こんな事は初めてだ、朝目が覚めていても起きられない。ベッドから身体を起こせない、動けない、仕事に行けない。だから病院を探して医者に行く。診察室に入ると「ありゃ! また来たの?」と医者がほざく。マッタク、とかメンドクサイとかブツブツ言いながら医者は巨大な機械に俺を突っ込んでスイッチを入れる。全身に足元から順に光が走り、しばらくするとポッドのフタが開いて外に出られるようになる。アレ? 俺いつの間にこんな窮屈なトコに入った? まあいいや、服を着てると、俺がさっき横たわったベッドの上にはグズグズの肉塊が置かれている。血液や分泌物、そのほかイロイロ… オェとなりそうになって目をそらす。医者は気分は? とかワケのわからないことを言い出すんで、まあ普通です、とか答える。左目の下マブタをアカンベされ「OK、これで完治した、また変だったら来てね。 ま、三度目の正直、で大丈夫と思うけど… 」この医者はまたワケのわかんないこと言ってると思いながら家に帰る。洗面所でウガイをしながら医者がしたように左目の下マブタを下げてみる。眼球に[03]と刻印がある。なんだかな、なんか心に引っかかる。でも、ま、いいか。今日は有休取っちゃったから明日から頑張ろう。明日から… 明日… でも、何か引っかかる… 
 3か月後、鬱になる。こんな事は初めてだ、朝目が覚めていても起きられない。ベッドから身体を起こせない、動けない、仕事に行けない。だから病院を探して医者に行く。診察室に入ると「ありゃりゃ! また来た」医者がほざく。20190504
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