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「214」

 おっはよ~ 「おは」 なんだなんだ? 元気ないじゃん? どうしちゃったの? すでに教室の自分の席に座ってるカブラギにカラむ。カブラギは黙って机の下からピンクの包装の細長い小箱を出してくる。あああ! そうか! 今日は、アノ日かぁ! ウカツであった! カブラギは美形だ。成績優秀で運動神経もいい、サッカー部でレギュラー、そしてとてもイヤな事に、冗談も漫画やアニメの話も通じるイイ奴なんだ! 試合じゃ、他校の女生徒が… なんて俺が聞きたくもない話が俺にも聞こえてくる。 お、おお! スゴイじゃんさっそく? どこで? 通学途中? 郵送? じゃワザワザ持ってきたのか? この自慢シイが! 「違う! 朝来たら机に入ってた」 …え? …ウチ男子校だぞ。 …気まずい沈黙、もうほとんど“恐怖”と言っていい。「オレ、そのケはない… どうしよう!」カブラギ頭を抱える。いやいやいや、まてまてまて、そうとはかぎらん、あ! そうだ、イモウトだ! 妹! 誰かが妹か、まあ姉さん、もありかもしれないが、頼まれて、ホラ、マンガじゃよくある、ハナシだよ、オチだよ。「あ、ああ、あああ… そうか、そうかもな」カブラギ少し落ち着く。そこに小太りのシバサキがゆっくりとやって来て「あ~ ゴメェン。 驚かせちゃったぁ?」 おまえかぁ~ シバサキィ~! …あれ? けどオマエ、ハハヒトリコヒトリ、ひとりっ子、だよな、確か? 親戚? 友人? 「ううん、お母さんから」 ゴン! カブラギが頭を机に打ち付ける音。シバサキィィイ~! 20200217
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Author:KU2
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