2020/03/12
奥手
毎日毎日毎日、バス停に立つサラリーマン風の男。 …でも、バスが来ても乗らない。乗れない。いつもいつもいつも… それをマンションの5階のベランダから見てる女性。いつもいつもいつも… 彼の立つバス停を見てる。 でも、部屋を出て下に言って外に出てバス停に行って声をかける事は、出来ない。 彼女、よく見ると首が変な風に曲がってないか? ちょっと背が高くないか、首が長くないか? いつもいつもいつもそこに立って、見つめて。 でも、好きになってしまった? …だけれども、仕方ない、恋は成就しない、よね。彼女はこの世のヒトではないし、男性は重度の鬱病で出社の努力は毎日毎日毎日繰り返したのだけれども、だけれども… 決して人生から逃げ出したわけじゃない、少し休みたかっただけなんだ、2人とも… ああ、せめて運命が確定する前に… 20171115-3スポンサーサイト
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