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駆除

 河川敷に集まってるトリを駆除して欲しい。市民からの要求が出る。早速、って言うか、これで3件目なので仕方ない、調査に行く。その要望書に書かれた場所に行くと、ああ、確かに、トリが、けっこう、思っていたより沢山。こりゃ、専門の業者を頼まなきゃならないかもしれないなあ、予算、今年は後どんだけ残ってたっけ? ヒイフウミ… ああ、けっこう数多いな、たまらんな。 …などとぼやきながら報告書に添付する写真を撮る。本庁に帰って調べてみると、あのトリ、感染症媒介の可能性あり、って事で害獣指定されている。これなら話は速い、場合によっちゃあ、保護団体と駆除業者とで、あまり好ましからざる事態になるが、害獣指定が出ていればまあその辺は上手くなんとかできるだろう… と。
 1ヶ月後、業者と共にあの河川敷に行く。いわゆる立会。トリは増えている。業者は問題ないと言う。で、駆除はどうするの? と訊ねると、どうもこうも、これで殴り殺すのさ、と手にした金属製警棒を見せる。デカい、ゴツい。だからあんたは、離れてた方がいいよ。10人ばかりの業者はフルフェイスのヘルメットを被るとその表情はもう見えない。駆除用の装備は格闘戦用のプロテクターの様。いやそれ以上にいかつい。まあ、感染予防と反撃対策の装備でもあるんだろう。業者達は土手を降りて、駆除が始まった。やがて土手の上の道に遺骸処理用のトラックが着く。運転手が下りて来て後部扉を開ける。土手の雑草をかき分ける音と「危ない!」は同時だった。トリとその後を追う業者の1人が土手の上に現れ、こちらに駆けてくる。「タスケ!」トリは叫びつまずき倒れ業者は警棒を打ち下ろす。
 里山に集まってるイヌを駆除して欲しい。市民からの要求が出る。早速、って言うか、これで3件目なので仕方ない、調査に行く。20200923+
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