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玄関

 昔、確か、小学2年生の時だった? かな。初夏、って言うの? 春が終わったのは確かだけど、まだ、夏じゃないよね? もうちょっと… なんてボケっとしてると、ちょっと走っただけで額の汗をぬぐう様になる… そんな日、だった。かな? 「ただいま!」全部は言えなかった。ただ、くらいまでだったかな? ああ、みんなアヤフヤ… だって、玄関開けたら、フクラハギが見えたの。うん、その時にフクラハギなんて名前は知らなかったけどね。白い、ヤケに白い2本の… え? と上を見ようとした時、「見ちゃダメ…」ゆっくりとささやいた。誰か、大人の、たぶん女の人のふっくらとした手が、後ろからそっと優しく私の眼を覆った。覆って… その時代ってさあ、ちょっと近所の店に買い物に行く時には、家に鍵なんてかけない時代、だったんだ。盗まれるモンもないしね、なんてぐあいで、もちろん私ン家も。で、近所の、ちょっと心が弱くなっていた奥さんが… 入り込んで、何でだかわかんないけど、人ン家の玄関で… ああ… ああ… でも、あの時、私の眼を覆ってくれた人、結局誰だかわかんなかった。やわらかい声だけが記憶に残っている。あの時間、近所にいた人で、おんなの、ひとはぁ… いつも、ヒトリの時、いつも、ここまで考えると、いつも、今でも決まってアノ声が、「考えちゃダメ…」ゆっくりと…  ふっくらとした手が、私の両の眼を後ろからそっと優しく覆う… 20141130-2++
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