2015/08/21
進化論
きょうはおとうさんとどうぶつえんに行きました。どうぶつえんに行くっていうと「わーい! おでかけだぁ」っていう楽しい日よう日みたいだけど、そんなんじゃありません。なぜならば、どうぶつえんはぼくの家から歩いて20分のところにあるからです。しょうじきなところ、ほとんどの日よう日におとうさんが「どうぶつえんいくか?」というので、ぼくは「またぁ。(とほほほほ)」です。たまにはネズミの国に行きたいです。でも、どうぶつえんで食べるソフトクリームはすき。
だから、きょうもソフトクリームを食べながらガラスの向こうのチンパンジーが行ったり来たりしてるのを見るのは楽しいです。チンパンジーは5ひきいて、よくうごくのやらあんましうごかないのがいたり、へんなことするのがいたりして、いろいろでおもしろいです。そのとき、ぼくはムカシからきになってたコトをおとうさんにききました。
「おとうさん、あのサルはいつにんげんになるの?」
シンカロンとかいうのがあって、にんげんはおおむかしサルだったときいたからです。だからこのサル、チンパンジーもいつかは、こどもかまごかひいひいひいまごくらいにはにんげんはむりでもにんげんみたいな、にんげんにちかいサルになってるんじゃないかと考えたからなんですが、 …おとうさんはわらいました。
「ハハハ! そうか。あのサルがねぇ。ま、こんせいきちゅうはむりだろうなぁ」
おとうさんはわらって、わらいすぎてとけたソフトクリームが手についたので、「ちょっとあらってくる」といってせんめんじょに行きました。
ぼくは、そうかざんねんだな、というきもちと、よかった、というきもちが出てきてヘンなのと思いました。そのとき、コツコツ。ガラスのむこうのチンパンジーの1ぴきがジッとこちらを見ているのにきがつきました。ガラスをたたいてあいずしたの? そんなことはないと思いました。でも、いままでのおとうさんとのはなしをきかれていたようで、なんだかすこしはずかしかった。しばらくするとチンパンジーは、ヒダリ手のユビでじぶんの口をゆびさして、ゆっくり口をうごかしはじめました。それは、まるで、
「シ、ア、サ、ッ、テ。」
って、いってるようでした。
それから1しゅうかんたって、おとうさんが「どうぶつえんいくぞ」といって、ぼくが「またぁ?」といって、どうぶつえんに行ってソフトクリームを食べて、この前見たチンパンジーのところに行ってみたんだけど、あのチンパンジーかどうかはしらないけど、1ぴきへっていました。 …なにがあったの? 20150817+
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