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夜の挨拶

 こんな風に過去をほじくり返してイロイロな事を考えて、雑文をひねっていると、またいろいろな事を思い出す。そのひとつ。昔ネコを飼っていた。ごく普通の白黒のネコ、両耳と両眼のあたりが黒くて鼻と口のあたりが白い、なんて言うの? ハチワレ? 子ネコの頃に妹が拾って来たんだけど、妹は嫁に行っちゃって、母親は死んで、親父は仕事の都合で単身赴任。その頃、この家は俺とネコだけだったんだ。そんで俺は昼間は仕事で夜も不規則な生活をしてたんで、猫用ドライフード山盛り、飲み水デカい平鉢で、って様な大雑把な飼い方をしてた。洗面所の窓をかけておいて出入りも自由。まあ、その頃のその土地は飼い猫の放飼いがそんなに問題になる事は無かったから。
 で、ある夜。残業でやっとこ帰り付いて「タダイマァ」と家に入るとネコがいない。俺が仕事してくたびれて帰って来たのに出迎えも無し? ネコは夜遊びかよ? と少しふくれた。いつもはノソットでも玄関に来るからね、ウチのネコ。 職場で嫌な事があったとか、そんな記憶は無いけど、9時まで残業してランランとかゴキゲンで帰るなんてありえないでしょ。で、少しネコに八つ当たり。まあ、しようにもいないんだけどね。
 ブチブチ言いながら、飯食い終わってウィスキーの水割り飲みながらソファで新聞読んでると、カタリ物音がしてトタ、着地の音。そして「タダイマ」
 新聞放り出してリビングの真ん中を見る。ウチのネコがいる。びっくりした様な表情でこっちを見ている。テレビは点けてない、もちろんラジオも。ご近所さんの声が聞こえる、はずもない。が、が、が… ご近所の声だろう。お隣さんの声だ。そうに違いない、ネコも、「ニャ~」そうだと言っている、みたいだし。 …ああ、ホント、何だったんだアレは? 20161009-2
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Author:KU2
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