2016/12/22
子供のやり方
「ねずみくんのチョッキ」(作:なかえ よしを 絵:上野紀子 ポプラ社)って絵本がある。私が大学生の頃にも図書館で見たから… あ、初版は1974年かぁ、かなりなロングセラー。小さなねずみくんがお母さんに編んでもらったチョッキ、次々にやって来る動物たちが「ちょっときせてよ」と着るんだけど、なぜか動物たちのボディサイズは少しずつ大きくて… ナント最後は、ゾウさんがねずみくんのチョッキを着ちゃう。おお、なんたる… な悲劇なんですけど、絵本としての人気は高い、と私は見てる。
けど、最近これが“イジメ”じゃないか? と言う人がいると聞いた。 ああ! そうか、そう見えるよな、そーゆー見方もあるんだ。自分より大きな動物が「貸して」と言えば断れないよね。私達は少しドンカンだったのかもしれないな、なんて考えた。
だけど… そーゆー見方もあるよね、とは思うけど“イジメ”だとは思わない。だって、子供は、特に男の子はバカだから。「どのくらいまで、いける? サルさんまで? いやいやいや、もっともっと…」ってなバカをする。 そーいや、私だって雨上がりの下校時、友達と空き地のスゴイ池みたいなミズタマリを見つけて、どこまで行けるか? なんちゃって調子にのって最後はゴブゴベゴバババ… 長靴の中は泥水。もちろんやらない奴もいれば、やっても限界超える前に止める奴もいる。やっちゃう私みたいな真性バカもいる。子供の時の友達付き合いってほんと微妙でデリケートだから大人が“イジメ”と決め付けちゃうとホントそうなっちゃう、そんな事もありそうで… だから… 子供はちゃんと見ていてあげなければならない。シャレにならないバカなこと始めたら、止めるけど、公園で連続前転で砂場へダイブくらいなら「洗濯物増やすな!」と怒鳴るだけでいい、と思う。20161219+
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