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カミサマ

 ウチに神様がやって来た。小さな神様。紬の着物のおかっぱ頭の神様。「ここが気に入ったから、いる」と言ってクローゼットの一番上の棚に登り込んだのを見ていたから神様というより“カミサマ”な感じ? おいおい、勝手に妖怪が俺の家(アパートの1室だけど)に入り込んで何勝手な事を、と怒ったんだけど… 20万円入った財布拾った。もちろん警察に届けたさ、1万円以下ならネコババも考えるけど、20万は、怖い、で届けた。イマントコ落とし主は現れない。加えて、職場でのアイデア募集にオフザケで出した販売促進キャラクターが採用になって社長賞5千円。これは安いが社内でオオヤケになって俺の評価が変わった。んで、先輩が「おお! タチバナ、やるじゃないかぁ!」まあ先輩の激励は背中がイタかっただけだけど、女性陣に「あれ、カワイ~よね❤ 有名になるよ。今のうちにサインちょうだい!」と色紙を渡されたのはナミダが出るほど嬉しかった。他にもこまごまと、幸運! ラッキー! ワオ! ってな事が起こったんでもうワタクシメはその日のうちにオソナエのオマンジュウを買って帰ってクローゼットの一番上の棚に供えた。 「おいしい」供えたモノが“カミサマ”に本当に食べられちゃうのは初めての経験だったけど、そんな事はどうでもいい。“カミサマ”に末永くいてほしい、と願う。で、その為の情報収集、ってんじゃないけど、聞いたのさ“カミサマ”に。前にいたとこは、どこで、どうして、その、あの、 …出て行こうと思ったんです? って。 そしたら… ああ。ここからそんなに遠くないとこで起きたアノ大金持ちン家の一家惨殺事件… いまだ未解決のあの… 確か… たった一人の生き残りの子供は植物人間状態… あの家が… あうう。“カミサマ”って、捨て去る時には容赦ない? そんなタイプの人… ああ、いや。人じゃ、人間じゃないんだ… 神様? 「違う。何もしてない。」“カミサマ”は俺の心を読んだのか、応える。「オラがいなくなった後、別のモノが入っただけだ」そう言って、ニッと笑った口には小さな鋭い歯がぎっしり… “カミサマ”… 笑顔が怖い。20170207-2
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Author:KU2
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